高松赤十字病院がTriNetXネットワークに参加し医療研究を加速

高松赤十字病院とTriNetXの新たな提携



2024年9月30日、東京で高松赤十字病院(香川県高松市)は、グローバルな医療機関ネットワークであるTriNetX®との新しいパートナーシップを発表しました。この協力により、実臨床研究の機会が拡大し、臨床試験がより多く誘致されることが期待されています。それに伴い、医療の質の向上も見込まれています。

高松赤十字病院は507床を有し、出産から高齢者医療まで、地域に根ざした医療を提供している病院です。院長の中山正吾氏は、「TriNetXのネットワークに参加することで、リアルワールドデータを活用した臨床研究への参加が促進され、医療の質がさらに向上することを期待しています。」と述べています。

TriNetXの役割



TriNetXのネットワークへの加入により、高松赤十字病院は、世界で数百の医療機関が利用するTriNetX LIVE™プラットフォームにアクセスすることができます。このプラットフォームは、様々な治療法に関する臨床試験のプロトコールを分析し、数千もの試験機会を医療機関に提供します。これにより、研究者たちはリアルワールドエビデンススタディを効果的に実施できるようになります。

日本カントリーマネージャーの若林昭吾氏は、「臨床研究は医学の進展と患者の予後の改善に重要な役割を果たしています。高松赤十字病院の研究力を強化し、より多くの治療試験を受託することで、より良い医療が提供できるようになることを期待しています。」と強調しています。

高松赤十字病院の歴史と未来



高松赤十字病院は1907年に創立された、全国で6番目となる赤十字病院です。以来、地域医療の中核を担い、高度な専門医療から安心・安全な医療サービスの提供、災害時における医療救護活動など、多岐にわたる活動を行ってきました。

近年では、心臓血管治療に使う血管造影装置やがん診療に用いるPET/CT、手術を支援するロボットなど、最新の医療機器を導入しています。超高齢化社会においては、患者の身体だけでなく、心理的な側面や家族の背景も考慮した「チーム医療」の重要性が増しています。高松赤十字病院では、医師や看護師、理学療法士などの多職種が連携し、「チーム」として患者に寄り添った医療を提供しています。

今後の展望



TriNetXとの新たな提携を通じて、高松赤十字病院は、さらなる研究機会を手に入れ、高品質な医療の提供に向けた取り組みを強化していく方針です。これは、地域の医療機関としての役割を果たすための重要なステップであり、一層の成長と発展を目指しています。地域社会とともに歩み続ける高松赤十字病院は、今後も未来の医療を支える重要な施設であり続けるでしょう。

会社情報

会社名
TriNetX, LLC
住所
125 Cambridgepark Drive, Suite 500Cambridge, MA 02140 USA
電話番号
857-285-6037

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