AutodeskのAI進化
2026-06-02 11:05:41

Autodesk、設計・製造向けAI機能の拡充を発表し新たな可能性を提供

Autodeskの新たなAI機能



米国の技術企業Autodeskは、設計や製造業界向けにAI機能の拡充を発表しました。これにより、同社は新たなAIワークフローを導入し、業務の効率化を図っています。特に注目すべきは、「Autodesk Assistant」という新しい機能であり、これは従来のチャットボットとは異なり、3D設計データや業務コンテキストを理解して、実際の作業を支援する形で設計されています。

進化するAI Assistant



Autodesk Assistantは、設計・製造のプロセスにおいて生産性を向上させるために設計されています。このため、自社の業界に特化したAIモデルと最先端のAIモデルを組み合わせて、設計者やエンジニアに対してより質の高い支援を行うことを目指しています。これまでのように単なる質問に答えるAIではなく、業務の実行をサポートするエージェント型AIとして機能します。

対象製品とその機能



発表された内容では、以下の主要製品に対してAutodesk Assistantのテックプレビュー版が提供されることが明らかになりました:

1. Fusion



Fusionにおいては、Assistantが「Prompt-to-API」機能を搭載しており、ユーザーは自然言語を用いてFusionの機能を直接操作できるようになります。このことにより、モデリングや操作をテキスト指示だけで実行でき、オンボーディングプロセスも大幅に簡素化されます。また、作業中の状況を理解する新しいUI/UXにより、必要な支援を適切なタイミングで受け取ることができます。

2. Inventor



Inventorでは、ユーザーがコードを書くことなく、複雑な設計タスクを実行したり、必要な設計情報を取得したりすることが可能です。AIは設計者の意図やモデルの構造を理解し、作業負荷の軽減に貢献します。

3. Moldflow



Moldflowは、リアルタイムでシミュレーション結果の解釈やトラブルシューティングを支援します。このことにより、解析プロセスが迅速化され、意思決定が容易になります。

4. Vault



Vaultでは、自然言語による検索やデータ管理の支援機能を提供します。必要な情報を迅速に探し出し、日常的なデータ管理業務を効率化します。

Model Context Protocol(MCP)の提供



さらに、AutodeskはFusion向けに2種類のModel Context Protocol(MCP)を公開しました。これにより、Fusion外のAI活用やカスタマイズされたワークフローの構築が可能になります。具体的には、
  • - Autodesk Fusion MCP:Fusionと他のシステムを繋げることで、業務効率を改善するプロトコル
  • - Autodesk Fusion Data MCP:Fusion設計データをAIワークフローに統合し、検索や再利用を支援するプロトコルです。

Anthropic Claudeとの連携



さらに、AutodeskはAnthropic社の「Claude for Creative Work」との連携も発表しました。これにより、Fusionユーザーは自然言語の指示を、実際の設計アクションに変換することができるようになります。これによって、コンセプト段階のアイデアを迅速に製造可能な設計データへとつなげることが可能になります。

AIによる設計・製造の未来



Autodeskは、AIを「人の創造性を置き換える技術ではなく、創造性を拡張し、より価値の高い仕事に集中できるように支援する技術」として位置付けています。設計・製造業界が直面している人材不足や製品開発の複雑化に対して、AIを通じて新たな可能性を提供していく考えです。

Autodeskについて



1982年に設立されたAutodeskは、サンフランシスコに本社を構え、世界40カ国以上で事業を展開しています。デザインから創造まで、建設、製造、メディア&エンターテイメントといった業界特化型のソリューションを提供し、持続可能な未来の実現を目指しています。知名度の高い製品群が、業務の効率化を進めていく中で、AIを駆使した新たなソリューションに期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
オートデスク株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1-23-1虎ノ門ヒルズ森タワー8F
電話番号

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