ラオスへのポリオワクチン支援が進行中
2025年3月、東京都港区に本社を置く日本リユースシステム株式会社は、ラオス人民民主共和国の保健省とポリオワクチン接種活動に関わる協定を調印しました。この取り組みは、古着を通じて得られた資金をポリオワクチンとして寄付する「古着deワクチン」というプログラムの一環として行われています。
古着deワクチンとは何か?
「古着deワクチン」は、ご家庭で不要となった衣類を手軽に寄付できる有料のサービスです。このサービスを利用することで、衣類を整理しつつ、毎月多くの子どもたちにポリオワクチンを届けることができます。これまでに、2010年の開始から約61万着の衣類が寄付され、8,329,945人分のポリオワクチンが提供されています。これは驚くべき数字であり、多くの開発途上国の子どもたちの命を救う手助けとなっています。
日本リユースシステムの理念
日本リユースシステム株式会社は「捨てさせない屋」として知られており、三方義しを企業理念に掲げています。企業は、不要なものを捨てるのではなく、必要としている人の手に渡す新たな価値を生み出すことを使命としています。約30の国や地域と連携し、循環型社会の実現へ向けた努力を続けています。
ポリオワクチン支援の背景
ポリオの影響で身体に障がいがある若者たちが、自立に向けて働く場も提供されています。特にカンボジアにある提携センターでは、ポリオの後遺症に苦しむ若者が活動しています。こうした活動は、彼らに働く機会を与えるだけでなく、現地の雇用創出にも寄与しています。
日本リユースシステム株式会社では、今後もラオスを含む支援国を増やし、より多くの子どもたちにポリオワクチンを届けることを目指しています。2025年4月からは、ラオス人民民主共和国の保健省と直接協業を行うことで、支援の規模を拡大する予定です。
未来へのビジョン
古着deワクチンは、ただの寄付プログラムではありません。この取り組みは、サステナビリティや社会的責任を重視した新しいビジネスモデルの一部として位置づけられています。日本リユースシステム株式会社は、循環型社会の創造へ向けての取り組みを続け、このメッセージを世界に発信していく所存です。
これからの活動にも目が離せません。古着deワクチンを通じて、私たちの生活が他者の助けとなる、心温まるストーリーが広がることを期待しています。