「COW」アプリのカンボジアにおける挑戦
近年、写真の売買で得た収益を用い、世界の貧困を撲滅しようという新たな試みが、カンボジアにおいて実施されました。この取り組みの一環として、越境型応援プラットフォーム「COW」(カウ)を利用したイベントが開催され、現地の学生たちが参加しました。
王立プノンペン大学との連携
2017年12月14日、カンボジア日本人材開発センター(CJCC)にて、王立プノンペン大学の学生を対象にしたビジネスアイデアコンテストが行われました。このイベントには、東京理科大学経営学部の牧野恵美准教授が招かれ、彼女のスピーチでイベントが幕を開けました。イベントでは、学生たちが自ら考えたビジネスプランを発表し、実業家であるMr. Lim Socheat氏(LAKSMI PRIME INVESTMENT社 CEO)、Mr. Monivann Hun氏が審査員として参加し、鋭いコメントが寄せられました。
学生のチャレンジと成長
学生たちの素晴らしい議論や発表は、多くの刺激を与え合う機会となりました。これにより、彼らは新しい視点を取り入れ、それぞれのビジネスアイデアがどのように社会に影響を与えるかを考える良い機会を得たのです。イベント終了後には、参加者たちが記念撮影を行い、その場に参加した意味を実感することができました。
LSIとの共催イベント
続いて、12月15日から16日の間に、Learning for Success Institute(LSI)との共催で、学生たちを対象としたイベントが実施されました。このイベントでは、COWアプリに関するリサーチを行い、学生たちにその機能や可能性を伝えることが目的でした。
基調講演とアプリ説明
このイベントでは、LSIの創設者であるDr. KHiM Sok HENG氏による基調講演が行われ、アプリの社会的意義や可能性について説明がありました。また、COW社のCTO内藤一樹がアプリの詳細を紹介し、参加者たちが実際にアプリを使ってフィードバックをする時間も設けられました。これにより、現地の若者たちは実際のアプリ操作を体験し、多くの意見をはっきりと述べてくれました。
今後の展開と期待
今回のイベントは、COWアプリを100名以上の学生に実際に使用してもらう初の試みでした。現地の若者たちから多くの反響を得る一方で、まだいくつかの課題も浮き彫りとなりました。このフィードバックは将来の改善にとても重要です。
特に、LSIのDr. KHiM Sok HENG氏のようなキーパーソンとの関係構築ができたことは、COWにとって大きなステップとなります。今後はLSIとの関わりを一層深めていき、アプリの普及を進める計画です。
COWアプリについて
写真を好きな価格で売買できる「COW」アプリは、ダウンロードは無料ですが、写真データの購入には別途料金が必要です。対応機種はiOSとAndroidの両方に対応しており、手軽に利用することが可能です。
アプリページ(iOS版)
アプリページ(Android版)
この取り組みが成功すれば、カンボジアの若者たちに新たなチャンスを提供し、貧困撲滅に向けた大きな一歩となることでしょう。