熊野詣再現イベント
2023-12-11 16:00:01
熊野詣再現イベントが盛況、世界遺産登録20周年を祝う雰囲気
世界遺産登録20周年を祝う熊野詣の出立式
2024年に紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産に登録されてから20周年を迎えるのを記念して、熊野詣の出立式が盛大に行われました。この行事は、和歌山県の岸本周平知事の挨拶から始まり、再現された熊野詣の儀式を通じて多くの参加者が歴史を体験しました。
知事のメッセージ
岸本知事は、熊野が和歌山県民にとって誇りであり、霊場が女性も入ることができるという点に触れ、1,300年前からのジェンダー平等を強調しました。また、熊野がユニバーサルツーリズムの発祥の地とも言えることを述べ、これを機に熊野を訪れる人々の絆が深まることを期待しています。
俳人の体験
イベントには、俳人の黛まどかさんも参加。彼女は、白装束を纏い、かつて熊野を訪れた上皇や女院の役を演じることに意義を感じていました。過去に彼女が熊野古道を一部踏破したこともあり、今回の出立式をきっかけに全行程を歩く意欲を示しました。
熊野詣とは
熊野詣は、紀伊半島にある本宮、新宮、那智の三山を参る巡礼の旅です。この道のりは、京都の城南宮から約300kmにわたるもので、信じる者もそうでない者も平等に受け入れる熊野の精神を体現しています。これは日本の旅の起源とも言われ、多くの人々が熊野を訪れた要因となっています。
出立式の陽気な雰囲気
今回の出立式は、熊野詣に出かける前の儀式「熊野詣出立の儀」を再現したもので、岸本知事が上皇役、黛まどかさんが女院役を担当しました。彼らは、平安時代の記録に基づいて行列を作り、儀式を厳粛に行いました。
今後のイベント
出立式を皮切りに、2025年の3月まで全8回のリレーウォークが予定されています。このリレーウォークでは、プロのガイドが紀伊路を案内しながら、熊野詣の魅力を広めていく予定です。
このイベントは、和歌山の文化と歴史を再発見する良い機会となることでしょう。多くの人々が参加し、熊野詣の魅力を再確認する機会になります。
まとめ
「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年を迎え、地元の人々や観光客がこのユニバーサルな巡礼の旅の伝統を受け継ぐことは非常に重要な意義を持っています。熊野の自然や文化とともに歩むことで、訪れる人々は新たな価値を見出すことができるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
和歌山県
- 住所
- 和歌山県和歌山市小松原通一丁目1番地
- 電話番号
-
073-432-4111