バヌアツの子供たち
2024-12-03 14:50:53

バヌアツの未来を守るための支援活動と子供たちの笑顔

バヌアツの未来を守るための支援活動



あまり知られていない南太平洋の島国、バヌアツには、今支援を必要とする多くの子どもたちがいます。オーストラリアの東側に位置し、83の小さな島々からなるこの国では、約75%の人口が農村部で暮らしており、教育や医療へのアクセスが非常に困難です。特に、感染症に対するワクチン接種は大きな課題で、ここでの感染症予防に取り組む「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(以下JCV)は、2010年からバヌアツを支援する活動に乗り出しています。

支援の必要性と現地の医療状況



2024年10月にJCVが行った現地視察では、バヌアツの厳しい医療環境が明らかになりました。主要都市はわずか3つであり、医療スタッフ不足や診療所の資源の限界により、特に離島では子どもへの医療アクセスが極めて困難です。国内に医療教育機関がないため、優秀な医療人材の育成も大きな課題となっています。その上、気候変動による災害、国内外の政治不安、働き手の減少が重なり、国民は常に不安定な状況で生活しています。

自給自足の生活を支える村



私たちが訪れたエファテ島のマンガリリュー村では、人々が自給自足の生活を営んでおり、畑での作物の栽培を通じて生計を立てています。この村では共同作業が行われ、手作業で伝統料理を作る様子も見られました。しかし、村へのアクセス道路が整備されておらず、唯一の診療所には医師が不在で看護師も不足しています。

離島で命を守る看護師の奮闘



特に厳しい条件で働くのは、レレパ島のアマウリ診療所のリスコさん夫妻です。電気が通っておらず、自家発電によってワクチンを適切に保管することが求められています。彼らは看護師と看護助手として、島民700人の命を守るために毎日尽力しています。この診療所では、赤ちゃんたちが定期的なワクチン接種を受け、彼らの健康に直結する重要な役割を果たしています。

ワクチン支援の必要性



UNICEFや保健省の調査によると、バヌアツでは依然として約30%の子どもたちがワクチンを受けておらず、その現状は州によっても差があります。看護師が不足している状況下でも出張接種が行われていますが、ワクチン保管の制約や十分な薬剤を用意できない診療所も多くあります。支援が行き届かなければ、数多くの子どもたちの命が危ぶまれます。そこで、より一層の支援が急務とされています。

JCVの団体紹介



JCVは1994年に設立され、ワクチンを通じて世界の子どもたちの生命を守るための活動を続けています。日本国内の多くの支援者や団体と連携し、必要な医療サポートを提供し続けています。特別サポーターには、著名な女優やアスリートも名を連ね、幅広い支援を受けています。バヌアツでの支援活動を通じて、我々は子どもたちの未来に光をもたらすべく、共に力を尽くしていきましょう。


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会社情報

会社名
認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)
住所
東京都港区三田4-1-9三田ヒルサイドビル8F
電話番号
03-5419-1081

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