ホテルニューオータニ博多での日本酒フェア
ホテルニューオータニ博多(福岡市中央区渡辺通1-1-2)では、2025年1月31日までの期間、ユネスコ無形文化遺産に新たに登録された「伝統的酒造り」を記念した『IWCチャンピオン・サケ フェア』が開催されます。このイベントのハイライトは、国際的な酒類コンペティションであるIWC(International Wine Challenge)でのチャンピオンに輝いた日本酒を、館内の全レストランでお楽しみいただけることです。
伝統的酒造りの重要性
日本が誇る「伝統的酒造り」は、500年以上の歴史を持っています。地域特有の気候や土壌で育まれたこうじ菌を使用して作られる日本酒は、儀式や祭礼行事に欠かせない存在です。最近では、国外での需要が急増しており、10年前と比べて日本酒の輸出額は5倍以上にもなっています。しかし、国内では消費量の減少や継承者不足による酒蔵の存続問題も抱えています。ユネスコへの登録は、酒造りに関わる人々に対する理解が深まる契機となり、「伝統的酒造り」の魅力が広がることが期待されています。
厳選された日本酒のラインナップ
本フェアでは、特に選りすぐりの日本酒が提供されます。千々和エグゼクティブシェフソムリエが選んだ5種類の日本酒は次の通りです。
1.
鶴乃里 純米酒 5BY(2007年)・菊姫
1570年に石川県で創業。2007年に初代IWCチャンピオン・サケを受賞し、兵庫県の山田錦を100%使用した純米酒です。
2.
鍋島 大吟醸 特A山田錦(2011年)・富久千代酒蔵
1899年創業の佐賀県酒蔵からの逸品。35%まで磨かれた山田錦を使用したフルーティーな味わいの日本酒です。
3.
大吟醸 極醸(2013年)・喜多屋
福岡県で1820年創業、贅沢に絞った「しずく搾り」から生まれた極上の日本酒。
4.
南部美人 特別純米酒(2017年)・南部美人
1902年に創業された岩手県の酒蔵から、清らかな水で醸された日本酒。
5.
紀土 無量山 純米吟醸(2020年)・平和酒蔵
紀州の風土を大切にし、山田錦を50%まで磨いた旨みたっぷりの日本酒です。
IWCについて
IWCは、毎年イギリス・ロンドンで開催され、世界最大規模の酒類コンペティションとして知られています。特に2007年に新設された「SAKE部門」は、日本酒の海外進出を盛り上げる重要なイベントとなっています。2024年のSAKE部門は、さまざまなカテゴリーに分かれており、優れた作品には「チャンピオンサケ」の栄誉が与えられます。
フェアの詳細情報
- - 開催期間: 2024年12月5日(木)~2025年1月31日(金)
- - 場所: 日本料理 千羽鶴(14F)/ レストラン カステリアンルーム(B1)/ バーカステリアンルーム(B1)/ 中国料理 大観苑(B1)/ カフェ&レストラン グリーンハウス(1F)
- - 問合せ先: 092-714-1111(代表)
この機会に、ユネスコに登録された日本酒の魅力をぜひ堪能してください。