SBI岡三アセットマネジメントの新しい挑戦
2023年12月28日、SBI岡三アセットマネジメントは、AI技術を駆使した新たな公募投資信託「ROBOPROファンド」の設立を発表しました。そして、運用開始から約12ヵ月半が経過した2025年1月21日には、純資産総額が300億円を超える快挙を達成しました。このファンドは、過去2ヵ月半で200億円から300億円へと急成長を遂げ、多くの投資家からの注目を集めています。
ROBOPROファンドとは何か?
「ROBOPROファンド」は、AIの分析と予測を基にした機動的な資産配分を特徴とし、様々な投資対象に分散投資を行っています。具体的には、米国株式、先進国株式、新興国株式、米国債券、ハイイールド債券、新興国債券、不動産、金といった8つの資産に投資します。これらの資産は、ETFを通じて世界中に広く分散され、リスクを低減する一方で高いリターンを狙います。
ファンドの運用戦略
今回のファンドの運用は株式会社FOLIOが担当しており、彼らの「ROBOPRO」に基づいた戦略が実行されています。運用開始日から2ヵ月ごとに行われるリバランスに加え、時折行われる臨時リバランスなどが活用されており、変化する市場環境に迅速に対応しています。
2025年1月21日の時点での基準価額は12,344円、分配金は累計300円支払われており、そのパフォーマンスの良さがうかがえます。さらに、当ファンドは新NISA制度に対応しており、一般の投資家も手軽にアクセス可能です。
どのような分散投資を行っているのか?
「ROBOPROファンド」は、以下のような具体的な資産に対するポートフォリオを持っています:
- - 米国株式: バンガード・トータル・ストック・マーケットETFを利用
- - 先進国株式: バンガードFTSEディベロップド・マーケッツETF
- - 新興国株式: バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF
- - 米国債券: バンガード・トータル債券市場ETF
- - 不動産: iシェアーズ米国不動産ETF
- - ハイイールド債券: iシェアーズiBoxxハイイールド社債ETF
- - 金: SPDR® Gold MiniShares Trust
- - 新興国債券: iシェアーズJPモルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券ETF
これらの資産は、AIの分析によって段階的かつ機動的にリバランスが行われ、必要に応じて臨時の調整も行われます。これが他のバランス型ファンドと一線を画すポイントであり、競争力あるパフォーマンスを生み出しています。
今後の展望
SBI岡三アセットマネジメントとFOLIOは今後も、AI投資によって市場動向に応じたフレキシブルな運用を進め、より多くの投資家の資産形成を支援することを目指しています。これからも注目すべきは、先進的な投資手法によって成長を続ける「ROBOPROファンド」です。
このファンドがどのようにパフォーマンスを上げていくのか、目が離せません。