宝塚歌劇が2026年1月より、宝塚大劇場および東京宝塚劇場の座席料金を改定することが発表されました。今年で111周年を迎えた宝塚歌劇は、これまでファンの温かい声援に支えられてきましたが、物価高騰に伴い、公演にかかるコストが増加しているとのことです。
近年、物価上昇による影響を受け、宝塚歌劇の座席料金維持が困難な状況となっています。座席料金は2009年以降、消費税率の変更に伴い一部改定されてきましたが、現在まで据え置きを続けていました。しかし、著しいコストの高騰が続く中、2026年1月からの一部改定が必要との判断に至りました。
具体的な変更内容としては、まず宝塚大劇場での座席区分が見直されます。1階席では、従来のSS席、S席とA席の三区分が、SS席、S+(エスプラス)席、S席の三つに変更されます。さらに、立見エリアに新たにS席が設けられ、より多くのお客様に座ってご観劇いただける環境が整えられます。2階席のA席・B席の料金は据え置かれるため、幅広い観客に楽しんでいただけるよう配慮されています。特に、2階B席の最後列については、長年にわたり割引料金での販売が行われてきましたが、今後はその販売が終了します。
東京宝塚劇場でも大きな変更はありませんが、1階席の区分に関しては、SS席とS席の二区分が維持されます。2階席には、S席、A席、B席がこれまで同様に存在しています。やはりB席最後列に関しては、割引料金の販売が終了することが決定しています。
これらの改定は、2026年の初日に行われる公演から適用される予定です。宝塚大劇場では星組公演、東京宝塚劇場では雪組公演がそれぞれ初日にあたります。これにより、宝塚歌劇は今後も引き続き魅力的な作品を提供しつつ、品質の高いサービスを維持する努力を続けます。
宝塚歌劇のファンにとって、今回の改定は一つの新たなスタートとなります。彼女たちの華やかなパフォーマンスを楽しむために、是非新しい料金体系を理解し、今後とも応援を続けてください。公演のチケットの詳細については、公式ウェブサイトや発表資料を通じて確認することができます。これからも宝塚歌劇団の成長と進化に期待しましょう。