教科書のキャラクターがあなたを数と図形の世界へ案内する、そんな新しい算数の書籍『見つける算数』が東京書籍から2024年7月29日に発売されます。この本は、算数をもっと身近に感じ、楽しむために様々なストーリーを提供します。
著者の大野寛武は、横浜国立大学で教育学を学び、元中学校の校長を務めました。彼は数学とアートを融合させて活動しており、その経験を活かし、子供たちに算数の大切さを伝えるための力作を仕上げました。著書には「算数・数学教育の理論と実践」などがあり、教育現場での豊富な経験が反映されています。
また、立体制作を担当するフジイカクホは、粘土作家として数々の作品を世に送り出しているアーティストです。彼のスタイルは、柔らかさと温もりにあふれており、数や図形をより視覚的に理解できるようにするための挿絵となっています。
本書では13のストーリーが展開され、それぞれの物語は数や図形に関連したテーマで構成されています。たとえば、「公園を遊びつくそう」では、楽しみながら算数を学び、「雪の結晶の作り方」では、自然の現象を通じて幾何学的な考え方を育むことができます。
数と図形の世界は、単なる教科書の枠にとどまりません。「ピザのように水を分ける」などのストーリーを通じて、実生活の中でいかに算数が役立つのかを探ることができます。また、100点以上のイラストや写真が盛り込まれ、視覚的楽しさも加味されています。
この『見つける算数』は、教科書を飛び出し、算数が身の回りのあらゆる場面に存在することを教えてくれる内容です。学校で習ったことを深めたり、家庭での学びを豊かにするためにも最適なアイテムです。
今後、この書籍を通じて多くの子供たちに算数に対する興味を喚起し、考える力を育む手助けとなることでしょう。定価は1,650円(本体1,500円+税10%)で、B5判変型・96頁のボリュームになります。公式サイトでも詳細が紹介されていますので、ぜひご覧ください!