福岡での不登校支援事業が始まります
福岡県は、ここに新たな希望をもたらすべく、不登校の子どもやその家庭のための支援事業を立ち上げます。これは、一般財団法人ちくご川コミュニティ財団と一般社団法人家庭教育研究機構が共同で行う「ふくおか共育コンソーシアム」によって実施され、国の「休眠預金等活用制度」のもとで資金分配団体に選定されたものです。
支援事業の概要
この支援事業の正式名称は「ひとりひとりに合った多様な学びを支える地域共生事業〜お互いが伸ばし合う手を結ぶ支援と信頼の構築〜」であり、3年間の期間を設けており、総事業費は約1億8,200万円に達します。この目標は、まだ支援を受けていない不登校の子どもとその家庭に対して手を差し伸べ、サポートを提供することです。
このような取り組みが必要とされる背景には、不登校の子どもが年々増加しているという実情があります。彼らは多くの理由で学校に行けず、学校以外の場所での学びや居場所を求めています。本事業はそれに応える形で、多様な学びの選択肢を提供し、地域全体で支え合う仕組みを構築することを目指しています。
キックオフイベントの開催
この新事業の世に出るにあたり、2023年10月1日(水)10:00から12:00に福岡市博多区にてキックオフイベントが開催されます。このイベントでは、事業を一緒に運営する5つの実行団体が発表を行い、具体的な取り組みや今後の計画について詳しく説明する予定です。
イベントの詳細
- - 日時: 2023年10月1日(水)10:00〜12:00(開場9:45、オンライン参加開始9:50)
- - 会場: 博多バスターミナル 9階第12ホール(福岡市博多区博多駅中央街2-1)
- - 参加方法: 無料(事前申し込みが必要で、途中入退場可能)
- - 定員: 会場50名、オンライン100名
参加希望者はGoogleフォームやPeatixから申し込むことができ、幅広い市民や教育関係者に参加していただくことを期待しています。
5つの実行団体
本事業には、地域のニーズに応じた多様な学びを提供するために、以下の5つの実行団体が参加します:
1. 労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団西ふくおか事業所
2. 一般社団法人KATARU
3. 認定特定非営利活動法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金
4. 一般社団法人OMUTA BRIDGE
5. ほしのこども学舎
それぞれの団体が、自らの地域に見合った特色を生かして事業を進めていく予定です。
地域の皆様へ
この支援事業は、遅れを取っているとされている教育支援を行うための重要なステップであり、地域の力を結集して子どもたちに健やかな成長の場を提供していきます。まさに、地域全体で不登校の問題に取り組む意義深いプロジェクトです。
この取り組みを通じて、不登校に悩む子どもたちとその家庭が新たな出発をし、活力ある社会の一員となることを期待しています。
地域共生の輪が広がることにより、福岡県内で共に学び、成長し合う環境が整っていくことでしょう。