「Red Bull Basement 2024」は、AI技術を活用して革新的なアイデアを生み出し、次世代のイノベーター育成を目指すプログラムです。今年からマイクロソフト・AMDと提携し、AI技術を応募フローに採用したことで、応募数は過去最高を記録。1,191件の応募の中から、東京理科大学の文 創鉉さんと小田 凛太朗さんのチームが優勝し、日本代表として12月2日(月)~12月5日(木)に開催されるワールド・ファイナルへ進出します。
彼らのアイデア「MIGAKO」は、AIで口の中の健康状態を分析・診断する歯磨きブラシです。口内の変化は気づきにくく、歯医者の受診を嫌がる人がいる現状を背景に、歯磨きをすることで口内健康状態を測定できるサービスを提案しています。歯ブラシに小型のセンサーを搭載し、収集したデータをAIで分析することで、健康状態を測定し、アプリで利用者に共有、簡易的なアドバイスも行うというものです。
「MIGAKO」は、実現性や医療分野の専門性など、ブラッシュアップすべき点も多いですが、審査員からは高い評価を受けています。世界で展開される「Red Bull Basement」ジャパン・ファイナルまでたどり着くことは容易ではなく、彼らのプレゼンには、努力と熱意が感じられました。
「Red Bull Basement」は、世界40カ国からファイナリストが集結し、ワークショップやAIセッション、国際的な起業家とのネットワーキングなどが行われる、次世代のイノベーター育成のためのグローバルプログラムです。ワールド・ファイナル優勝者には、シリコンバレーでのスペシャルプログラムが用意されており、彼らの未来は明るいと言えるでしょう。
「MIGAKO」は、口内健康という身近な問題をAI技術で解決しようとする、革新的なアイデアです。今後の開発と世界での活躍に期待が高まります。