岐阜県下呂市がデジタル郵便「SmartPOST」で郵送費を大幅削減

岐阜県下呂市におけるデジタル郵便革命

岐阜県下呂市では、xID株式会社が提供するデジタル郵便サービス「SmartPOST」の導入により、郵送費用の削減に成功しました。この取り組みは、自治体業務のデジタル化推進と住民へのサービス向上を目指しています。

「SmartPOST」の導入背景

日本における自治体の業務の一つに、住民への通知業務がありますが、これにかかる労力や費用は非常に大きいです。特に2024年10月には郵便料金が値上がりする予定で、郵送業務の効率化が急務となっています。そのため、デジタル化は期待されていた選択肢の一つです。

「SmartPOST」は2022年のサービス開始以降、多くの自治体で導入が進んでおり、通知物のデジタル化を通じて住民サービスを向上させ、同時に郵送費用や職員の業務負担を軽減することを目的としています。下呂市では「デジタル田園都市国家構想交付金」を活用し、出産・育児に関する通知を中心としたデジタル通知の取り組みが進行中です。

成果と住民の声

2023年5月に「SmartPOST」を導入して以来、下呂市では子育て世帯を中心に30以上の通知物がデジタル化され、郵送料と人件費で約300万円（2024年3月時点）の削減を達成しています。この成果は、デジタル通知サービスが市民のニーズに応えていることを示しています。

市民の反応も良好で、15歳以上の市民のうち32％以上、こども園の保護者世帯では90％以上がデジタル郵便受けでの受取設定を完了しています。さらに、小中学生の保護者世帯では68％以上が同様の設定を行っており、市民からは健康や医療、防災、税金といった他の分野でもデジタル通知を望む声が寄せられています。

今後の展望

下呂市では、引き続き「SmartPOST」の活用を推進し、通知物のさらなるデジタル化を目指しています。xIDは、導入後のサポートを強化し、自治体がデジタル化の恩恵を最大限に受けられるように努めています。

「SmartPOST」への関心がある自治体関係者は、ぜひxIDの公式ウェブサイトからお問い合わせを。

xIDアプリの利用

また、xIDが提供する「xIDアプリ」は、マイナンバーカードによる本人確認を行うことで、無料で使用できるデジタルIDアプリです。このアプリにより、オンラインでの手続きや対面での本人確認が便利に行えるようになります。全国のすべての自治体に対応しているため、引越し手続きや各種申請手続きがスマートに行えます。