コクヨ株式会社が「健康経営銘柄2025」に選定
コクヨ株式会社(本社:大阪市)が、経済産業省と東京証券取引所が共同で認定する「健康経営銘柄2025」に初めて選ばれました。これは、会社が従業員の健康を経営の根幹として考え、戦略的な施策を実施していることが評価された証です。また、同社は「健康経営優良法人2025(ホワイト500)」にも7年連続で選出されており、コクヨグループの一員であるコクヨマーケティング株式会社も「大規模法人部門」として6年連続で認定されています。
健康経営銘柄とは
「健康経営銘柄」は、東京証券取引所に上場する企業の中で、特に優れた健康管理の取り組みを行っている企業を選考し認定する制度です。コクヨは今回、優れた健康経営の実績をもとに選定されたこととなります。
健康経営優良法人認定制度
「健康経営優良法人認定制度」は、地域の健康問題に応じた取り組みを進めている企業や団体を顕彰する制度です。特に、医療法人を含む大規模法人も対象となっており、コクヨはこの枠組みでの認定を受けているのです。この認定は、企業が労働者の健康と関係性を重視していることが強調される機会ともなります。
コクヨの健康経営への取り組み
コクヨは、従業員の健康を向上させるための具体的な施策を展開しています。特に注目すべきは、女性特有の健康課題や生活習慣病予防に対する取り組みです。今年、コクヨでは全社での健康課題発信イベントを実施し、1600名以上の社員が参加しました。また、産業医による健康セミナーにも400名以上が参加し、健康に対する関心が高まっています。このようなイベントを通じて、社員間での健康への興味・関心が広がる様子が伺えます。
働き方改革と生産性の向上
さらに、コクヨはリモートワークの導入やコミュニケーションイベントの実施を通じて、働く環境の見直しにも力を入れています。具体的には、部門を超えた交流促進や1対1の面談などを通して、従業員のエンゲージメントスコアが3年間で4ポイント上昇したとのことです。これは、労働環境の改善が従業員のストレス反応を7ポイント低下させ、生産性を向上させた証拠でもあります。
日本健康会議との連携
この成果の裏には、日本健康会議との連携があります。この会議は、国民一人ひとりの健康を守るための民間組織が協力し、行政からの支援を受けながら活動を行っています。コクヨもこの会議の理念に従い、地域に密着した健康経営を実践しています。
コクヨの取り組みが評価され、今後もより良い働き環境を提供するための努力が続けられることを期待しています。