ドバイ政府観光局、日本市場攻略の新たな一手を発表
ドバイ政府観光・商務局は、日本で新たに代理店を任命したことを発表しました。この施策は、2016年にドバイを訪れた北・東南アジアからの旅行者数が136万人という記録を背景に、同地域がドバイにとって高いパフォーマンスを示すことを踏まえています。
新たに日本事務所の代表に就任した濱口建氏は、「日本の旅行業界は成長期にあり、ドバイを最高の旅行先として紹介することは重要なステップである」と強調しています。特に、日本の女性やアクティブシニア層、そして家族旅行に最適な魅力的な観光地であるドバイを、多くの人々に知ってもらうことを目指しています。
濱口氏は、「ドバイの洗練されたショッピングやおもてなしを最大限にアピールして、安心・安全な旅行の提供を行いたい」と述べました。これにより、日本の旅行者が持つ旅行習慣を見直し、ドバイへの訪問を促進する狙いがあります。
一方、ドバイ政府観光局のCEOであるイッサム・カジム氏は、「2020年までに年間2千万人の旅行者を迎えるという目標に向けて、日本市場が非常に重要である」と語っています。2016年には日本から7万1千人がドバイを訪れており、今後も日本市場でのさらなる関係構築が期待されています。カジム氏は、「信頼できるパートナーシップをもとに、日本市場への投資を継続していく」とも述べました。
ドバイ政府観光局日本事務所は、レジャーやビジネストリップ、イベント参加旅行など多様なシーンでの体験を提供し、ドバイの魅力を引き出すために活動を展開します。特に「発展がやむことのない都市」としてドバイを際立たせるため、生活者と旅行業界の両方を対象とした施策を推進する計画です。
さらに、ドバイ政府観光・商務局は、首長国の観光業の発展を目指し、国内外の投資を引きつける役割を担っています。観光施設や宿泊業者に対しても許認可を行うなど、観光サービスを包括的にサポートしており、世界中に20か所のオフィスを展開中です。
これからのドバイ旅行業界の動向に注目が集まる中、ドバイ政府観光局は日本市場へのアクセスを強化し、観光施策を一層進化させていくことで、相互に利益をもたらす関係を構築する意欲を見せています。そうしたなかでドバイは、国際的な観光地としての地位をさらに高めていくことでしょう。
ドバイ政府観光局公式ウェブサイトはこちらでご覧いただけます。