地域活性化を支える『ふるさと兼業』
2024年11月1日、フリーランスパートナーシップアワード2024において、副業や兼業のマッチングプラットフォームである『ふるさと兼業』がその成果を発揮しました。岐阜県岐阜市を拠点とするNPO法人G-netが運営するこのプラットフォームは、地域中小企業の活性化を目指し、多くのフリーランスや副業者と企業との橋渡しを行っています。今回のアワードでは、ふるさと兼業を活用したプロジェクトが昨年度に続き大賞を受賞しました。この業績は、両年連続の快挙であり、アワードの全6回の開催においても、ふるさと兼業からのプロジェクトが連続でファイナリストに選ばれています。
フリーランスパートナーシップアワードとは?
このアワードは、フリーランスと企業の良好なパートナーシップを築くことの重要性を広めるために設けられました。選出されたプロジェクトでは、企業がフリーランスをチームに迎え入れ、共同で成果を上げる取り組みが注目されます。大賞を受賞した杉浦味淋株式会社は、愛知県碧南市に本社を構える企業で、そのプロジェクトは「愛されるみりん」として知られるものでした。コロナ禍でのデジタルマーケティング戦略が功を奏し、ファンの力でこの厳しい時期を乗り越えました。
『ふるさと兼業』の特徴
『ふるさと兼業』は、愛着のある地域や共感するプロジェクトに関わりたい多様な人材を対象に、地域の中小企業の経営を支援するためのプラットフォームです。26地域に広がるネットワークを背景に、地域活性化に寄与する企業や団体と協力し、マッチングを実施します。プロジェクト設計から伴走まで、専任のコーディネーターがトータルでサポートすることで、企業とフリーランス双方のニーズに応える体制を整えています。
杉浦味淋社の取り組み
杉浦味淋の社長・杉浦氏は、フリーランスとして参加した安部氏や楠氏の熱意を感じ取り、問題解決に向けて真摯に向き合ってきました。プロジェクトに関与することで地域の活性化を図り、全国の中小企業に勇気や刺激を与える存在となっています。このような事例は、地域企業の成功例として多くの企業にモデルを提供するでしょう。
NPO法人G-netとふるさと兼業
NPO法人G-netは、岐阜県を拠点に中小企業支援や地域活性化に取り組んできた団体です。多岐にわたるプログラムを通して、地域の未来を担う人材の育成など様々な活動を展開しています。『ふるさと兼業』もその一環であり、地域の特性を生かした経営革新を目指すプラットフォームです。「HRアワード2021」においてもその取り組みが評価されています。これからも、NPO法人G-netは地域と企業を結びつけ、多くのフリーランスが地域での活躍の場を見出すための支援を続けます。
まとめ
地域とフリーランスの架け橋となる『ふるさと兼業』は、今後も新たなプロジェクトを生み出し、多くの企業や個人にとって希望となるモデルを提供し続けるでしょう。今回の受賞は、その成果の一部に過ぎず、これからもさらなる発展が期待されます。地域社会を共に盛り上げていくために、ぜひ注目したい取り組みです。