新技術で渋滞解消
2026-04-17 10:48:40

イベント時の渋滞を解消する「動く基地局」の実証実験

イベント時の渋滞を解消する「動く基地局」の実証実験



2026年4月5日、福岡県直方市で開催された「のおがたチューリップフェア」において、PicoCELA株式会社が主導する一連の実証実験が行われました。この実験は、スズキが開発した多目的電動台車「MITRA」との連携により、屋外臨時駐車場での車両管理を効率化し、周辺の道路渋滞を解消することを目指しています。

背景:イベントによる渋滞問題



毎年「おがたチューリップフェア」では、駐車場の支払い時に発生する車の停滞が原因で、周辺道路で大規模な渋滞が発生していました。地域住民の移動が妨げられ、さらには環境への負荷が増大するという課題を抱えていました。屋外の広大な臨時駐車場においては、固定の通信インフラが不足しており、リアルタイムでの車両管理や決済ソリューションの導入が困難な状況にありました。

実証実験の概要



今回の実証実験は、PicoCELA、スズキ、KiQ Robotics、アシストユウの4社と1自治体による連携によって実施されました。PicoCELAが開発した無線メッシュ技術を用いて、スズキの「MITRA」に基地局を搭載し、さらにKiQ Roboticsの電動昇降ポールを利用して、必要に応じて基地局の高さや位置を調整する「動く基地局」を構築しました。この技術により、遮蔽状況が変わる屋外でも安定した通信を確保できる仕組みを実現しました。

実証実験の成果



1. 渋滞の解消と収益の向上
参加者が驚くべき成果を報告しました。当実証実験を実施した駐車場では、入り口での渋滞が発生しませんでした。一方で、他の駐車場では入場に最大30分の渋滞が生じた時間帯もありました。誘導がスムーズになった結果、駐車件数は前年比約111%に増加し、収益向上にも寄与しました。

2. インターネット非接続による安全性
実験では、外部インターネットを使用せずにローカルネットワーク内でのデータ処理が行われました。これにより、情報流出リスクが遮断され、来場者の個人情報を安全に保護できることが確認されました。

3. 「動く基地局」による通信の安定性
「MITRA」に搭載された基地局は、状況に応じて最適な位置に移動することで、広範囲にわたるネットワークカバーを実現しました。流動する屋外の遮蔽状況にも即座に対応し、データ伝送が途切れることなく行われました。

今後の展望



PicoCELAは今回の実績を基に、イベント会場や災害現場などでの迅速な通信環境構築を目指して取り組みを加速させていく考えです。「防災DX」と「観光・交通DX」を通じて、地域の様々な課題解決に力を入れていく所存です。

最後に



この実証実験により、無線メッシュ技術がモビリティと融合することで、通信インフラの再配置が可能であることが証明されました。今後も直方市を先駆けとして、全国のイベントや自治体の課題解決に寄与していくことでしょう。PicoCELAの次なるステップに注目が集まります。

企業情報


PicoCELA株式会社は、無線通信に特化した技術を駆使して、安定した大規模Wi-Fi空間の構築を手掛けている企業です。今後も持続可能な社会の実現に向けて活動していく予定です。


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会社情報

会社名
PicoCELA株式会社
住所
東京都中央区日本橋人形町2-34-5 SANOS日本橋4階
電話番号
03-6661-2780

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