Z世代が語るSNSニュースの信頼性!Grok調査結果に迫る
最近の調査によると、若者たちのニュースへのアプローチが浮き彫りになっています。大学生に特化した調査サービス『サークルアップ』が発表した最新の研究結果によると、24%の現役大学生が生成AI「Grok」のファクトチェックだけを頼りにニュースを確認しているとのことです。この実態には、情報リテラシーの課題が隠れていることが示唆されます。
Grokとは?
「Grok」は、X(旧Twitter)を基盤にした生成AIで、リアルタイムの情報に基づいて回答を生成したり、質問に応じて画像を生成する機能などを提供しています。特に、ユーザーが「@Grok ファクトチェック」とコメントを投稿すると、リアルタイムで情報を精査する機能が注目を集めています。
調査では、69%の学生が「Xでニュースを読む」と回答する一方で、出典を毎回確認する人はわずか13%にとどまっています。この結果から、スピードを重視する姿勢が見えてきます。
タイムライン依存の傾向
「タイムラインに流れてくるまとめで十分」といった声や、「タイトルとリポストだけ確認する」という意見が多く、深い探求は後回しになりがちです。この流れが便利さを提供する一方で、誤情報の混入に気づきにくい危険性も孕んでいます。
使用したことのある学生はわずか16%
興味深いことに、Grokの存在を知っている学生は63%に上るものの、実際に使ったことがあるのはわずか16%でした。「登録が面倒」、「見るだけで良い」といった理由で使用を避ける傾向が強いようです。実際の調査に協力した学生からは、「他の人が生成した情報を参照するだけで満足」という意見がありました。加えて、「Chat-GPTやGeminiの方が使いやすい」という声もあり、Grokの利用はまだ広まっていないことが窺えます。
ファクトチェックの信頼性
調査の結果、24%の学生が「Grokのファクトチェックだけで情報を確認したことがある」と回答しました。これに対して、51%が「バズった投稿にはファクトチェックが多い」と認識しており、チェック結果に満足して元記事に戻らないというケースが目立っています。特に、肌感覚で「これは正しそう」と感じる情報に頼る傾向が強いようです。
Grokの人気機能とは?
実際に使用した機能では、投稿への質問が20%と最多で、次いで画像生成・編集が15%、ファクトチェックが11%という結果でした。この調査結果からは、SNSにおける質疑応答や画像操作が、情報を遊び感覚で楽しむ要素として受け入れられているようです。学生からも、「画像生成が流行っていたことがある」、「ファクトチェックを利用する機会が減った」という意見が寄せられました。
Z世代の情報消費の姿勢
今回の調査結果を通じて、Z世代の若者たちがGrokを用いているものの、出典を追わない傾向が明らかになりました。情報の拡散速度が速いSNSでは、真偽不明の情報も多く流通しているため、Grokのファクトチェックや出典リンクを一度開いてみるだけでも情報の精度向上が期待されます。
安心してSNSを活用できるよう、手軽さを活かしながらも裏取りの習慣を身につけることが求められます。特に、誇張されたタイトルや部分的な情報だけに振り回されず、自分の目で確かめる姿勢を持つことが大切だと、学生たちも認識しています。
サークルアップのご紹介
『サークルアップ』では、Z世代のリアリティを捉えた本音調査を実施しています。実際の大学生の意見を反映させたデータをもとに、現在の若者たちのリアルな視点を発信していきます。調査結果のローデータ提供も行っており、企業や団体の皆様からのお問い合わせをお待ちしています。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
サークルアップ公式サイト