シャープ、AIサーバー事業に本格参入
2023年9月15日、シャープは日本国内においてAIサーバーの受注を開始すると発表しました。この取り組みは、生成AIが普及し続ける中で、急速に拡大するAIインフラの需要に応えるためのものです。シャープは、2027年度の販売開始を目指し、企業、自治体、研究機関、そしてデータセンター事業者を対象に、NVIDIAの最新技術を搭載した業務向けAIサーバー「NVIDIA RTX Proサーバー」の受注をスタートさせました。これに先立って、「大規模学習・推論向けAIサーバー(NVIDIA HGX システム)」についても、後日受注を開始する計画です。
ワンストップサービスを実現する体制
新たなAIサーバー事業の展開に際して、シャープは販売体制や導入後の運用・保守体制を整備しています。具体的には、販売代理店としてダイワボウ情報システム株式会社とリョーサン菱洋株式会社と協業を結び、保守サポートに関しては株式会社トゥモロー・ネットと連携することが決定しています。これにより、シャープは顧客への提案から導入、運用・保守までの一貫したサービスを提供する体制を確立し、国内でのAIインフラの整備と普及を推進していきます。
高性能サーバーに寄せられる期待
AIサーバーは、AIに特化した高性能サーバーとして、学習や推論処理を効率的に行うために設計されています。近年の生成AIの普及やデータ活用の高度化により、国内においても企業や自治体、研究機関などでAIを活用したいニーズが急増しています。特に、データの機密性が重要視される中、企業はオンプレミスでのセキュリティを確保しながらAIを活用することを望んでいます。このような市場のニーズに応える形で、シャープは日本国内のAIインフラ拡充に貢献していくとしています。
調達力の強化に向けた取り組み
一方で、AIサーバーを構成するGPUなどの主要部材の供給が世界的に厳しくなっている状況もあります。これを踏まえ、シャープは製造力に優れた鴻海科技集団(Foxconn)との連携を進め、必要な資源の確保と迅速な調達に努めています。顧客に対してより迅速かつ確実にAIサーバーを提供できるよう、体制を整えていく所存です。
シャープの歴史と未来
シャープは創業から110年以上にわたり、エレクトロニクス分野で多くの革新を進めてきました。その経営理念は「二意専心 誠意と創意」であり、コーポレートスローガン「ひとの願いの、半歩先。」のもとで、人々の「暮らす」と「働く」のシーンに寄り添う独創的な製品やサービスを提供し続けています。新たに展開されるAIサーバー事業も、その一環として位置づけられ、シャープは今後も新しい文化の創造に向けて挑戦を続けます。
お問い合わせ情報
シャープへのご相談やお見積もりについては、以下のウェブサイトをご覧ください。
今回のAIサーバー事業への参入は、シャープが新たなビジネスモデルを模索し、競争の激しい市場においてさらなる成長を目指す第一歩となるでしょう。