音楽で生活を支えるアプリ「リズモン」の開発
パーキンソン病の音楽療法に取り組んできた林医師が、新たに音楽アプリ「リズモン」の開発を始めました。このアプリは、特にパーキンソン病患者の歩行や運動をサポートすることを目的としつつ、一般の人々にも役立つ機能を備えています。
音楽の力を広げる
林医師は2022年にNHKの『ガッテン!』に出演し、音楽のリズムがどのように日常生活に役立つかを紹介しました。その経験を活かし、患者だけでなく、より多くの人々の生活に寄与する音楽アプリの開発を決意しました。具体的には、掃除や洗濯、ジョギング、ダンスの練習など多様なシーンで使える機能を考案しています。
アプリ名の「リズモン」は、『リズムで生活を切り替える』という意味を持っています。これにより、ユーザーは日常生活をより豊かに、そして楽しくすることができるでしょう。
アプリの特長
「リズモン」には、以下のような優れた機能が含まれています。
- - 簡単操作: 高齢者でも安心して使える直感的なインターフェース。
- - 曲調の変更: 好きな曲のテンポやキーを自由に調整可能。
- - 多彩な音源: 楽しく、心に響く充実した音源が揃っています。
- - カスタマイズ機能: 曲の一部を繰り返し再生したり、ダンスや音楽の練習が容易にできます。
クラウドファンディングへの挑戦
このアプリの開発には、クラウドファンディングを通じた資金調達も行われます。募集は2023年7月18日から8月31日まで。目標金額は第一目標が400万円、第二目標として700万円を設定しています。この資金はアプリの開発と機能の充実に使われる予定です。
特に「リズモン」は、家庭での様々な活動を音楽でサポートするものとして、子供の歯磨きや学校での体操、さらには自宅での運動など幅広く利用されることが期待されています。
共同創業者による取り組み
アプリ開発を進める株式会社リズムオンは、権藤、林、有坂の3名が共同で設立しました。彼らは音楽療法の研究を基にした社会貢献を目指し、良質で使いやすいアプリを開発し、日本から世界への展開を目指しています。
ユーザーの方への注意点
ただし、「リズモン」は医療機器ではなく、パーキンソン病患者や一般の人々の生活をサポートするためのアプリです。また、著作権についても留意されており、ユーザーがテンポを変更した楽曲を外部に共有する機能は搭載されていません。
まとめ
音楽は人々の生活に寄り添い、心を豊かにしてくれるものです。アプリ「リズモン」を通じて、多くの方がその恩恵を受け、生活をより充実させることができるようになります。この新しい試みに、ぜひ注目してみてください。