新入社員意識調査
2024-12-04 16:50:22

新入社員の期待と不安: 2024年度意識調査の結果発表

2024年度 新入社員意識調査結果の詳細



2024年度の新入社員意識調査が行われ、新入社員の上司や人事に対する期待や不安の実態が明らかになりました。この調査は、2024年4月2日から5日の期間中に実施され、673人の新入社員が参加しました。以下に主な結果をまとめます。

上司・人事への期待


新入社員は、成長を促すために上司や人事からの定期的なフィードバックを最も期待しており、その割合は22.0%に達しました。次に、ワークライフバランスを考慮した柔軟な働き方ができる環境(17.4%)、キャリアや価値観についての定期的な話し合い(17.3%)が続きました。

若いうちの苦労に関する意識


新入社員の4割は「若いうちは進んで苦労すべき」と考えている一方で、約3割はその考えに賛同していません。このことは、キャリア形成に対する意欲が二極化していることを示しています。特に、女性は「苦労する必要はない」と考える傾向が強く、その差は19.3ptにも上ります。

理想の上司・先輩


新入社員が求める理想の上司や先輩の特徴としては、「仕事について丁寧な指導をする」が25.5%で最も高く、次いで「仕事の結果に対するねぎらいを忘れない」が10.9%、部下の意見を傾聴する姿勢が10.8%となっています。特に女性の方が「言動が一致している上司」を重視する傾向が明らかになりました。

新入社員が望む職場像


新入社員が理想とする職場は、成果や仕事の質で評価され、チームワークを重視し、相談しやすい環境が求められています。具体的には、評価は量よりも質を重視し、スキルアップを促進する環境が求められるとされています。

転勤に対する考え方


海外転勤に対する抵抗感が見受けられ、大卒以上では国内転勤を受け入れる割合が65.4%、海外転勤は48.4%にとどまっています。特に、高校卒群では国内転勤の受け入れが80.4%にもかかわらず、国外転勤の受け入れは40.5%と低い結果となっています。

仕事に対する不安


新入社員が最も不安に感じるのは、職場の人間関係や自分の能力・スキル、失敗やミスのリスクです。職場の環境が彼らの仕事の継続に大きな影響を与えることが明らかになっています。特に人間関係の悪化が転職の大きな要因となっていることも示されています。

キャリアについての意識


新入社員の3割が10年後のキャリアを考えている一方で、61.0%が将来のキャリアイメージを描いています。3年や5年という短期的な視点よりも、中長期的な視点が求められる中、企業は魅力的なキャリアパスを提供することが求められます。

最後に


この調査結果を受けて、新入社員は成果を重視しつつも、丁寧な指導やサポートを求めています。彼らの成長を支援し、健全な職場環境を促進することで、定着率の向上や企業の発展に寄与することができるでしょう。新入社員とのコミュニケーションを大切にし、成長の場を提供することが重要です。


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会社情報

会社名
一般社団法人日本能率協会
住所
東京都港区芝公園3-1-22
電話番号
03-3434-8620

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