紀伊半島の魅力を引き出す新たなブランド戦略
紀伊半島を拠点に宿泊や飲食、温泉施設の運営を行う株式会社Kii company(キイカンパニー)が、そのブランディング戦略を刷新しました。ブランディングの全面サポートをしたのは、西澤明洋が代表を務める株式会社エイトブランディングデザインです。エイトブランディングデザインは、「ブランディングデザインで日本を元気にする」という理念の下、Kii companyのための包括的なブランド構築を手掛けました。
背景と新たな決意
Kii companyは、温泉施設やリゾート施設の運営を行う株式会社温泉道場のグループ会社として、紀伊半島地域でのまちづくりに力を入れています。しかし、同社は以前、埼玉に本社を置く「旅する温泉道場」という名称の影響もあり、地域イメージが強く根付いていました。このため、「紀伊半島を盛り上げる会社」としての認知度を高めるために、ブランドのリデザインが必要とされました。
このブランディング活動を通じて、地域の魅力を引き出し、訪れる人々に愛される存在になることを目指しています。エイトブランディングデザインは、これまでにも温泉道場や埼玉武蔵ヒートベアーズなどのブランド構築に携わっており、Kii companyのブランディングもその延長線上にあります。
ブランディングの核心
Kii companyの名称は、紀伊半島を象徴する「Kii」と「company」を組み合わせたもので、基盤となる地域性を明確に表現しています。ブランドコンセプトとしては、「紀伊をアツく、人をアツく」が掲げられました。これは、地域の事業を受け継ぎつつ魅力を発見し、人々が集まる場所を育てていくための決意を示しています。
さらに、この理念はブランドステイトメントとも合わせて発信され、Kii companyが地域をどのように活性化していくかを具体的に描いています。
ロゴデザインの意味
ブランディングの一環として制作されたロゴデザインは、紀伊半島を構成する三重、奈良、和歌山の3県を象徴的に表しています。グレーの横線で地区を示し、オレンジの縦線がKii companyのアイデンティティを表現しています。このロゴはまた、カタカナの「キ」と「イ」がつながる形状を持ち、紀伊半島全体を熱く盛り上げる姿勢を示唆しています。
コミュニケーションの深化
Kii companyのブランドサイトでは、ロゴデザインを基にした要素が展開され、ブランドコンセプト「紀伊をアツく、人をアツく」が前面に押し出されています。この熱い想いが感じられるデザインは、名刺や封筒、ステッカー、スライドフォーマットにも反映され、さまざまな媒体で一貫したメッセージを発信しています。
企業のビジョン
エイトブランディングデザインの代表、西澤明洋は、ブランディングを通じて地域が活性化し、企業が成長できることを信じています。多くの受賞歴や成功したプロジェクトを持つ彼の経験が、Kii companyの新しいブランド戦略に大きく寄与しています。また、Kii companyは、紀伊半島の豊かな魅力を最大限に引き出し、周囲に親しまれる存在になろうと努力しています。
今後、紀伊半島でのさらなる展開が期待されるKii companyの取り組みから目が離せません。