日本全国で始動するJCCO認定コミュニティマネージャー講座の特徴
一般社団法人日本コワーキングスペース&コミュニティマネージャー協会(JCCO)が、2024年度より日本各地で「JCCO認定コミュニティマネージャー講座」を開講します。この講座は、コミュニティ形成を中心にしたコワーキングスペースの運営を支えるためのプログラムであり、参加者は業界の専門知識を深め、多様なビジネス支援ができるようになります。
JCCOの設立目的
JCCOの設立は2023年6月で、コミュニティの資源を最大限に引き出し、コワーキングスペースの収益向上を目指しています。理事の青木優太氏は、世界各国のコワーキングスペースを視察する中で、運営者がコミュニティに投資し、その結果として入居者のビジネス成長に寄与する様子を目の当たりにしてきました。
この経験から、入居者のビジネスが成長することでスペースの収益も向上するという流れを日本全土に広めることが、JCCOの重要な使命だと考えています。地域経済を活性化する手法として、コミュニティの役割を強化しながら、同様の活動を行う仲間を増やしていくことにコミットしています。
JCCO認定コミュニティマネージャー講座とは
この講座では、コミュニティマネージャーが持つべきスキルや戦略を多角的に学ぶことができ、入居企業の支援に直接結びつくことが期待されています。カリキュラムは以下の通りです。
- - コミュニティ概論と事業設計: コミュニティの基本とそれに基づくビジネスモデルの作成。
- - チームの形成と運営: 効果的なチーム作りのための戦略。
- - 顧客対応スキル: セールスやクライアント対応の重要性。
- - 起業・経営の基礎知識: 事業運営に必須の知識。
- - プロモーション戦略: ブランドの認知度を高める方法。
- - 実務について: コミュニティマネージャーとしての実践的な課題。
- - 事業連携: 他事業者と連携するためのノウハウ。
- - 金融・財務の基礎知識: 収益を上げるための資金管理。
- - キャリア形成: 成長のためのビジョン作り。
この講座の受講を修了した者は、「JCCO認定コミュニティマネージャー」として名乗ることができ、さらにオンラインコミュニティに参加し他のプロフェッショナルと意見交換が可能です。
沖縄での初開講
特筆すべき点は、JCCOが内閣府の「令和6年度沖縄型中核人材育成事業」に選ばれたことです。これに関連する内容での研修が行われ、多くの受講者から「幅広く学んだ」との好評を得ました。
受講料と開催日程
受講料は全カリキュラム分で110,000円(税込)です。今年度の開催は、8月28日と29日に東京で、10月24日と25日に名古屋、12月18日と19日に福岡、2月18日と19日に大阪で行われます。
申し込み方法
参加希望者は、指定された申し込みフォームから登録が可能です。また、質問がある場合は、JCCOの連絡先メールアドレスに問い合わせることができます。
最後に
この講座は、コミュニティマネージャーとしての成功を追求するすべての人にとって貴重な学びの機会となるでしょう。日本のコワーキングスペース業界の発展を共に学び、支えていく仲間を増やしていくことを楽しみにしています。