日本オスラー病患者会、医学生向け講演会を開催
特定非営利活動法人 日本オスラー病患者会が、医学生や看護学校生を対象とした「オスラー病(HHT)学習講演会」を開催します。この講演会では、患者一人一人の実体験と共に、専門医の最新の医学的知見が紹介され、希少疾患であるオスラー病に関する教育が推進されます。
オスラー病とは
オスラー病(遺伝性出血性毛細血管拡張症)は、全身の血管に異常が生じる遺伝性疾患です。日本における診断率は約10%と低く、多くの患者が未診断のまま深刻な合併症に進行することがあります。このため、早期の診断と治療を受けるための体制整備が急務です。
講演会の特徴
講演会では、患者会理事長の村上匡寛氏が自身の症例を通じて、オスラー病の実態や生活の困難さについて語ります。さらに、日本HHT研究会の協力を受け、専門医が臨床現場における治療の現状と関連する課題について説明します。これにより、参加する医療系学生は教科書だけでは得られない「実際の患者の声」を響き渡らせ、医療の最前線で求められる知見を豊かにすることができるでしょう。
講演内容
- - 日本オスラー病患者会の紹介
- - オスラー病(HHT)とは
- - 治療現場の課題と患者・家族の苦悩
- - 社会的課題(就学・就労・生活支援)
- - 医師による講演
- - 参加者とのディスカッション
開催概要
- - 対象:医療系大学、看護学校の学生
- - 主催:特定非営利活動法人 日本オスラー病患者会
- - 協力:日本HHT研究会
- - 定員:先着5団体、無料(事前申込制)
- - 申込期限:2025年12月30日
今後の医療現場を担う学生に
この講演会は、将来の医療において重要な役割を果たす学生たちにとって、希少疾患について深く理解できる貴重な機会です。さらには、専門医との質疑応答やディスカッションを通じて、双方向での学びを提供することを目指しています。患者の生の声やリアルな体験を聴くことによって、これからの医療人材としての素養を豊かにしていくことでしょう。
参加申し込み方法
参加を希望される団体は、公式サイトの連絡フォームからお申し込みください。定員に達し次第、締め切られますのでお早めのご登録をおすすめいたします。
公式サイト:
日本オスラー病患者会