感動!合唱団の挑戦記録
2023-03-03 14:32:32
「第九」を奏でる奇跡!視覚・聴覚障害児らの合唱団を追った感動のドキュメンタリー映画が完成
「第九」を奏でる奇跡!視覚・聴覚障害児らの合唱団を追った感動のドキュメンタリー映画
2023年3月、一般財団法人さわかみ財団制作によるドキュメンタリー映画「ホワイトハンドコーラスNIPPON Freude!よろこびのうた」の完成記者発表会見が行われました。この映画は、視覚や聴覚に障害を持つ子どもたちと健常児からなるユニークな合唱団「ホワイトハンドコーラスNIPPON」の挑戦を描いた感動の物語です。
インクルーシブな合唱団の挑戦
「ホワイトハンドコーラスNIPPON」は、合唱と手話表現を融合させた独自のスタイルで知られています。聴覚障害児は手話で歌詞を表現する「手歌」を担当し、視覚障害児を含む他のメンバーは歌声を奏でます。この多様なメンバーで構成された合唱団が、プロのオーケストラとの共演という大きな目標に挑戦する様子が、3ヶ月間にわたる密着取材によって克明に記録されています。
プロオーケストラとの共演、そして「第九」
2021年12月21日、東京芸術劇場で行われたクリスマスコンサート。満員の聴衆を前に、「ホワイトハンドコーラスNIPPON」は、世界的に有名なバッハ・コレギウム・ジャパンと共演を果たしました。演奏されたのは、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」通称「第九」。聴覚を失いながらも「第九」を作曲したベートーヴェンの生涯と重ね合わせ、彼らの挑戦はさらに大きな意味を持ちます。
指揮者コロンえりかさんの熱意
合唱団を指導するのは、ソプラノ歌手のコロンえりかさんです。コロンさんは、ユーモアと愛情を交えた指導で子どもたちを導き、彼らの才能を最大限に引き出しました。ドイツ語の発音に苦戦する子どもたちを丁寧に指導する様子や、本番直前の緊張感など、稽古の過程も丁寧に描かれています。
感動のフィナーレ
映画では、3ヶ月間の練習風景から、本番での感動的な演奏シーンまでが克明に映し出されています。特に、サイン隊の白い手袋から溢れ出る「歓喜の歌」は、オーケストラや合唱団の演奏と一体となり、見る者の心を揺さぶる感動的な場面となっています。
映画の意義
このドキュメンタリー映画は、障害の有無に関わらず、音楽を通じて人々が一つになれることを示しています。また、子どもたちのひたむきな努力と、それを支える周りの人々の温かい愛情が、多くの視聴者に感動と勇気を与えるでしょう。
今後の展開
完成した映画は、各地での自主上映会を通して、より多くの人々に届けられる予定です。この作品を通じて、インクルーシブな社会の実現に向けた意識を高める一助となることが期待されます。
作品情報
タイトル:「ホワイトハンドコーラスNIPPON Freude!よろこびのうた」
制作:一般財団法人さわかみ財団
* 出演:コロンえりか、井崎哲也、ホワイトハンドコーラスNIPPON、鈴木優人、バッハ・コレギウム・ジャパン
会社情報
- 会社名
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一般財団法人さわかみ財団
- 住所
- 東京都千代田区一番町29-2一番町進興ビル4階
- 電話番号
-
03-6380-9848