厚木市の「アミューあつぎ」で地域活性を目指す新たな取り組み
厚木市と協力し、地域の課題解決や活性化を促進する「ギャザリング活動」が、この秋から「アミューあつぎ」を拠点として始まります。この取り組みは、地域の住民やテナント、行政との密接な連携を図りながら行うことで、地域全体の魅力を高めることを目的としています。
「アミューあつぎ」の再生と役割
「アミューあつぎ」は、神奈川県厚木市に位置する官民一体の複合施設で、2012年に旧厚木パルコを取得し再生が進められました。施設は地下2階から地上9階まで構成されており、地下1階から4階までは物販店舗などの商業ゾーン、5階から8階は公共施設の「あつぎ市民交流プラザ」となっています。ここでは文化や芸術、生涯学習など様々な活動が行われており、地上9階には厚木市唯一の映画館もあります。
また、「アミューあつぎ」は商業ゾーンを2014年から運営しており、地元住民にとっての重要な交流の場としての役割を果たしています。
ギャザリング活動の意義
「ギャザリング活動」という名称には、「Gather(集まる)」と「Together(共に)」という2つの意味が込められています。この活動は地域の課題解決を図るために、住民同士や地域活動者、テナントを巻き込んで様々なコミュニティを形成し、交流を促進することを目指しています。
具体的には、地域密着型のイベントやワークショップを実施し、商業施設ならではの価値を提供することで、住民同士の絆を深めます。
地域のニーズに応える
「アミューあつぎ」における「ギャザリング活動」は、特に「子育て世代」を対象とした取り組みを強化します。地域団体と連携し、オリジナルのイベントやプログラムを展開することで、子育て環境の充実を図ります。
子育て支援の事例
例えば、過去には子育て相談会を開催し、専門家との気軽な相談の場を提供することで、同じ悩みを抱えるママたちの交流を深めてきました。また、子育て支援を中心にしたマルシェやイベントも定期的に開かれ、地域全体で子育てを応援する新たな形が創出されています。
今後の展望
厚木市の山口市長は、「アミューあつぎ」が10周年を迎えることができたのは地域の支援のおかげであると感謝しつつ、さらなる活性化を目指して取り組んでいく意向を示しています。また、今後も地域の商店会や関係団体と連携し、「にぎわいの創出事業」や「子育て支援事業」を展開することで、厚木市中心市街地の発展を促進していく考えです。
施設情報
- - 名称: アミューあつぎ
- - 所在地: 神奈川県厚木市中町2丁目12-15
- - 店舗数: 約20店舗(商業ゾーン)
- - 営業時間: 10:00~22:00(商業ゾーン)、9:00~22:00(公共ゾーン)
- - アクセス: 小田急小田原線「本厚木」駅から徒歩5分
このように「アミューあつぎ」を拠点にする「ギャザリング活動」は、厚木市の地域活性化の新たな試みとして、今後の展開に期待が高まります。