直方市の持続可能な公共交通ネットワーク
直方市は、地域の交通の維持と活性化を図るために、持続可能な交通ネットワークの再編を目指す取り組みをスタートしました。このプロジェクトでは、ICT(情報通信技術)を駆使してコミュニティバスの乗降データを収集し、その結果をもとにルートの最適化を行うことを目的としています。
プロジェクトの背景
この実証実験は、国土交通省の「多様な関係者の『共創』による地域交通の維持・活性化の取組」として令和6年度の「共創・Maas実証プロジェクト」に選ばれ、産官学が一体となって進められます。地域の人々が使いやすい交通システムを実現することで、生活の質を向上させることを目指しています。
調査内容と方法
今回の調査では、市民が日常的にコミュニティバスをどのように利用しているかを詳しく調査します。具体的には、市内の商業施設や路線バスのデータを活用しながら、移動データを収集・分析します。さらに、人口動態や高齢化の進行、地域経済などの要素も考慮し、重要な生活機能が維持できるようなシミュレーションも行います。
調査の実施期間
この調査は、令和6年の11月1日から12月30日の期間中に行われます。その結果は、市民の生活にどのように寄与できるのかを明らかにする大切なデータとなります。
連携事業者
このプロジェクトには、直方市をはじめとする複数の事業者が参加しています。具体的には、直鞍旅客自動車協同組合、MGタクシー㈱、直方タクシー㈲、㈱筑豊タクシー、西日本鉄道㈱、西鉄バス筑豊㈱、㈱もち吉、直方五日市委員会、そして学校法人九州国際大学などが名を連ねています。これらの関係者が密に連携し、地域の交通の活性化に向けた新たなクラウド型交通サービスを創造します。
お問い合わせ
本プロジェクトについての詳細やお問い合わせは、直方市都市計画課の公共交通係(担当:久保、磯崎)までご連絡ください。電話番号は0949-25-2157、FAXは0949-25-2555です。
直方市のこの取り組みは、地域の皆様の生活の利便性を高めるだけでなく、持続可能な社会の実現にも寄与することが期待されています。これからの進展に目が離せません。