武蔵塗料が欧州企業と連携し新たな塗装技術の発表

武蔵塗料、OCEAnアライアンス結成で新たな未来へ

武蔵塗料が2025年9月17日、ドイツのISL Chemie社、RÜHL PUROMER社、そして日本のGSIクレオス社と基本合意契約を結びました。この契約を元に、型内塗装技術を活かした共創プロジェクト「OCEAn（Overmolding Color and Expertise Alliance）」が立ち上がりました。この取り組みは、国際的に優れた技術を統合し、グローバル市場で新たな価値を生むことを目指しています。

OCEAnとは何か？

OCEAnプロジェクトは、4つの企業の強みを生かして、型内塗装分野での新しい価値創造に挑むものです。具体的には、RÜHL社のポリウレタン材料開発力、ISL Chemie社の調色・顔料分散技術、GSIクレオス社の強固なネットワーク、そして武蔵塗料の開発力と課題解決能力を融合させています。このコラボレーションにより、原材料の調達から成形、塗装に至るまでを一体化した持続可能なプロセスが実現されるのです。

持続可能な未来へ向けた第一歩

このようなり組みは、環境負荷の軽減と高意匠・高品質の両立を狙っています。OCEAnアライアンスが誇る次世代の塗装ソリューションは、持続可能性を重視した技術提案を行い、今後の製品開発に取り組んでいきます。

K 2025での正式発表

OCEAnアライアンスは、2025年10月8日から15日までドイツ・デュッセルドルフで開催される「K 2025 （国際プラスチック・ゴム産業展）」で正式に発表されます。OCEAnでは「Think globally, act locally（グローバルに考え、ローカルに行動する）」というテーマを掲げ、PUオーバーモールディング技術を世界市場に浸透させることを目指しています。