壱岐高校の夢を叶えたクラウドファンディングの成功
2023年3月、壱岐高校が春の選抜高校野球大会に出場するという夢を支えるために実施された「真哉さんを甲子園に連れて行こうプロジェクト」が大きな成功を収めました。このプロジェクトは、株式会社日本旅行のクラウドファンディングサービス「つなぐむ」を通じて行われ、目標金額の4,000,000円を超える5,189,000円が集まりました。これは、参加者や支援者の熱い思いが実を結んだ瞬間です。
クラウドファンディングの実施
実施期間は2023年2月14日から3月17日までの31日間。日本旅行の長崎支店と社会医療法人玄州会光武内科循環器科病院が共同で進めたこのプロジェクトは、大勢の個人や団体から979件の支援を受けることに成功しました。目標金額を達成したことに加えて、余剰分は公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団に寄付されることも発表され、多くの人々の心がつながる素晴らしいプロジェクトとなりました。
実施された応援ツアー
実施された応援ツアーには、植村真哉さんを始めとした事故関係者総勢13名が参加。壱岐島から博多港への往復はジェットフォイルを利用し、さらには博多から新大阪までは新幹線で移動しました。宿泊は大阪市内に3泊の滞在を確保し、移動時には介護タクシーが提供されました。旅程管理のスタッフも同行し、特に植村真哉さんが快適に過ごせるようサポートが行われました。
応援の様子
出発日当日、メンバーたちは期待に胸を膨らませ新幹線での移動を楽しみました。壱岐高校野球部の選手たちは、甲子園という夢の舞台での活躍を心待ちにし、観戦に訪れた応援団の声援を背に受けて試合に臨む姿は、感動的でした。彼らのプレーとともに、植村さんもその場にいることで、さらに特別な意味を持った大会となりました。
日本旅行の役割
日本旅行は、地域社会との関係を強化し、地域の課題解決に貢献するために様々な取り組みを行っています。このプロジェクトもその一環で、壱岐市とのエンゲージメントパートナー協定を通じて深めた関係を基に実施されました。壱岐市が盛り上がりを見せ、特に壱岐高校が春のセンバツ「21世紀枠」の最終候補に選出されたことがきっかけで、地域全体が一つに集結しました。
本プロジェクトの達成により、多くの人々が一つの目標に向かって団結することの大切さを再認識しました。また、壱岐市や壱岐高校にとっても、新たな歴史の一歩として記憶に残る出来事となることでしょう。
今後の展望
このような活動を通じて、さらなる地域活性化や次世代の育成への道が開けることを期待しています。壱岐市や壱岐高校、そして今回参加した全ての方々が、この経験を活かし、未来の希望へとつなげていくことを願っています。いかに地域が一つになり、支え合うことができるのか、その力を再確認する良い機会となりました。これからも、日本旅行は地域に密着した活動を続け、さまざまなプロジェクトを展開していくことでしょう。その一環として、今回の成功した取り組みがどのように影響を及ぼしていくかに期待が寄せられます。