モリサワ、Webフォントサービスの新たな時代へ
株式会社モリサワが2025年5月12日、フォントサブスクリプションサービス『Morisawa Fonts』のWebフォントに新たな機能追加と新プラン『Webフォント Lite』の提供を発表しました。このアップデートは、ユーザーにとってさらなる利便性を追求し、独自性を持ったWebデザインを可能にするものです。
アップデートの背景と新機能
2024年にスタートした『Morisawa Fonts』のWebフォントは、多様なフォントライブラリーを利用できるサービスとして人気を博しています。プロジェクト管理者の要望により、特に大規模なWebサイトや複数プロジェクトを担当するユーザーに向け、機能のアップデートが行われます。新機能の1つである『プロジェクトアクセス制御』では、役割に応じた権限制御を導入し、情報管理やセキュリティが強化され、プロジェクト運用がよりスムーズになります。さらに、プラン内のプロジェクト作成数が無制限となるため、多岐にわたるWebプロジェクトでの利用が可能になります。
手軽に導入できる新プラン『Webフォント Lite』
新たに登場する『Webフォント Lite』は、Webサイトでの独自性を求める方々や新たな表現に挑戦したいクリエイターに最適なエントリープランです。このプランは、基本PV数やプロジェクト数を設定することで手頃な価格で提供され、より多くのユーザーが手軽にWebフォントを導入できるようになります。月契約と年契約が選べるため、柔軟に活用することができます。
例えば、1か月で25万PVを利用する場合はわずか2,750円で契約可能です。また、300万PVの年間契約では33,000円というリーズナブルな価格設定がされています。このように多様な選択肢を持つことで、ユーザーは自分のニーズに合ったプランを選ぶことができます。
選べるフォントと組版品質の向上
今回のアップデートでは、ヒラギノフォント、写研フォント、秀英体ファミリーなどの人気フォントが追加されるほか、既存書体『みちくさ』や『澄月』も文脈を考慮した連綿体で表示可能になり、日本の美しい文字文化がWeb上でも表現できるようになります。細やかな表示調整が可能になり、組版品質のさらなる向上も実現されるため、デザイン性と独自性を求めるクリエイターには大きな魅力となります。
モリサワのこれからの展望
モリサワは今後も『Morisawa Fonts』のサービスを通じて、ユーザーが快適に制作できる環境と自由な表現を支えることを目指します。また、国内外での展開を視野に入れつつ、より多くのクリエイターのニーズに応えるべく、機能の充実を図っていくとしています。
全てのユーザーが、Webフォントによって新たな表現の可能性を探求できる未来が楽しみです。アップデートが完了した後は、Morisawa Fontsのサービスサイトから直接申し込みが可能です。これまでに契約をしているユーザーも新機能をいち早く利用することができるので、ぜひチェックしてみてください。
お問い合わせと詳細な情報
詳しい情報や新プランの詳細は、Morisawa Fontsのサービスサイトにて確認することができます。ぜひ、この機会にモリサワのWebフォントサービスを利用して、あなたのWebデザインの幅を広げてみてはいかがでしょうか。