夫婦のマネー事情と投資意識調査2024:夫婦円満のカギは?
スパークス・アセット・マネジメント株式会社は、2023年10月12日~13日に「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2023」を実施しました。全国の20歳以上の既婚男女1,000名を対象としたこの調査は、夫婦の金銭事情や投資に対する意識を明らかにすることを目的としています。
調査結果によると、夫婦の平均預貯金額は968万円と、昨年調査から215万円の大幅増加となりました。一方、へそくり額は夫が平均236万円、妻が平均365万円で、特に夫のへそくり額は昨年から84万円増加しています。このことから、夫婦それぞれの経済的な意識や価値観の違いが浮き彫りになっています。
さらに、夫婦間の金銭管理に関する意識調査では、48%の夫が「妻の給料を把握していない」、73%の夫が「妻の娯楽費・交際費を把握していない」という結果が出ています。これは、夫婦間における経済的なコミュニケーション不足が、夫婦間の摩擦や不信感を生み出す可能性を示唆しています。
また、お金が原因で離婚危機を迎えたことがある夫婦は24%、夫婦喧嘩をしている夫婦の55%が「お金が原因」と回答しました。これらの結果から、お金は夫婦関係において非常に重要な要素であり、適切なコミュニケーションと管理が夫婦円満の鍵を握っていることがわかります。
調査では、夫婦の投資意識についても注目すべき結果が出ています。夫婦で一緒に投資をしているという回答は38%で、昨年調査から7ポイント上昇しました。これは、投資に対する関心の高まりだけでなく、夫婦で将来設計や資産形成について積極的に話し合う機会が増えていることを示しています。
夫婦仲のお手本にしたい芸能人夫婦として、1位に「庄司智春さん・藤本美貴さん」、2位に「杉浦太陽さん・辻希美さん」が選ばれました。これらの夫婦は、それぞれ独自の価値観を持ちながらも、互いに理解し尊重し合い、経済的な面も含めて協力し合っている姿が、多くの人々に共感を与えているようです。
本調査は、夫婦のマネー事情と投資に関する深い洞察を提供し、夫婦円満と投資の関係性について考えるきっかけを与えてくれます。夫婦がお互いを理解し、共通の目標に向かって協力し合うことで、より豊かな経済生活と幸福な家庭を築き上げることが可能になるでしょう。