エコリサイクル工場見学の成功レポート
2024年8月2日、老舗肉屋のニュー・クイックは、株式会社エフピコと共催で「夏休み親子で自由研究!エコリサイクル工場を見学しよう!」というイベントを実施しました。この企画は、親子で環境問題を考えるきっかけを提供し、自由研究としても利用できる内容になっています。
当日は、JR大宮駅からバスで茨城県八千代町にあるエフピコのリサイクル工場に向かいました。50組以上の応募の中から選ばれた9組19名の親子が参加しました。参加者は、工場見学を通じて、エコリサイクルの重要性を実感し、学びを深めることができました。
3R学習の重要性
工場見学に先立ち、ユニークな教育プログラムが用意されていました。初めに実施されたのは「3R」、すなわちリデュース、リユース、リサイクルについての説明です。無駄を減らし、再利用し、新たな形に生まれ変わることが持つ重要性を学びました。普段の生活の中でできる具体的な取り組みが紹介され、参加者たちはそれぞれのエコ活動に関心を持つようになりました。
小学生たちは、身近なリサイクル活動がいかに日常生活に役立つかを実感し、自分たちでも出来る努力をしようと心に誓った姿が印象的でした。
トレーリサイクルの実態
次に進んだ見学は、発泡スチロール製の食品トレーのリサイクル過程です。回収されたトレーは工場内で原料に戻され、新しいトレーに再生されていきます。参加者たちは手選別ゾーンを目にし、人の手による丁寧な作業がどれほど重要かを理解しました。
「ここには実際の機械だけでなく、それを支えるスタッフの存在がある。」ということを知り、驚きと感動が入り混じる貴重な体験となりました。特に、破砕されたトレーが40分でペレットに加工される様子には感銘を受け、リサイクルのスピードの速さにも驚かされました。
ペットボトルリサイクルとワークショップ
続いて、ペットボトルリサイクル工場の見学も行われ、使用済みペットボトルがどのように新たな食品容器に生まれ変わるのかを学びました。参加者たちは、そのプロセスの長さや品質検査の重要性についても理解を深めました。
工場見学の最後は、プラ板作りのワークショップです。親子で楽しむこのアクティビティを通じて、リユースの楽しさや意義を感じることができ、参加者たちは自分だけのデザインでオリジナルキーホルダーを作成しました。
参加者の感想
参加した子供たちや保護者からは、様々な感想が寄せられました。子供たちは工場の機械に驚き、楽しい学びがあったと興奮気味に語りました。保護者からは、「子供がリサイクルの重要性を実感し、興味を持った」と高評価を受けました。
今後の展望
ニュー・クイックは、今後もこのような教育的価値の高いイベントを通じて、地域の子供たちが環境問題について考える機会を提供し、意識を高めることを目指しています。環境に優しい社会づくりを共に進めていくことが重要です。
このイベントがきっかけで、次世代を担う子供たちが更にエコについて学び、行動に移していくことを期待しています。