廃漁網アップサイクルのamu、トレーサビリティシステム導入で透明性を強化!誰もが参加できる社会へ
宮城県気仙沼市に本社を置く、廃漁網のアップサイクルで新しい製品を開発するamu株式会社は、株式会社digglueのトレーサビリティシステム「MateRe-Traceability」を導入しました。この導入により、廃漁網由来のプラスチック原料のリサイクル証明が可能となり、消費者が主体的にアップサイクルに参加できる社会の実現を目指しています。
これまで、amuは廃漁網の回収からアップサイクル製品の開発・販売までを一貫して行い、現場での廃漁網回収や運搬、回収後の漁網管理、リサイクル材の生産に至るまで全て自社管理してきました。しかし、消費者に製品がどのようにして生まれ、どのような素材の漁網や人手が関わっているのかを明確に伝えることは難しい状況でした。
そこで、amuは株式会社digglueのトレーサビリティシステム「MateRe-Traceability」を導入することで、廃漁網の回収からリサイクル材の生産に至るまでのプロセスを透明化することに成功しました。「MateRe-Traceability」は、会社間での情報連携を可能にするシステムで、amuが販売する製品がどの地域で回収された廃漁網を使用しているのか、さらには漁網提供者や回収量などの詳細な情報までを記録し、消費者に提供することが可能となります。
このシステム導入により、amuの素材ブランド「amuca®」は、100%漁網由来であることを証明し、サプライチェーンの透明性を高めることが可能になりました。将来的には、集積地域や漁網提供者、回収量などの情報を可視化することで、消費者に発信し、再生材の価値を高めると同時に、消費者の関心や参加を促進していく計画です。
amuとdigglueの連携が実現する未来
今回の連携は、廃漁網の回収とリサイクルを促進し、海洋プラスチック問題解決に向けたサーキュラーエコノミーの実現に大きく貢献すると期待されています。amuは、消費者に透明性と信頼性を提供することで、より多くの人々にアップサイクルへの参加を促し、持続可能な社会の実現を目指していきます。
amu株式会社について
会社名: amu株式会社
本社所在地: 〒988-0017 宮城県気仙沼市南町2丁目2-25
代表者: 代表取締役CEO 加藤広大
事業内容: 廃漁網の回収、プロダクト開発販売
設立: 2023年5月
HP: https://www.amu.co.jp/
ブランドサイト: https://amuca.world/
株式会社digglueについて
会社名: 株式会社digglue (ディグル)
所在地: 東京都新宿区天神町6 Mビル8F
代表者: 代表取締役CEO 原 英之、代表取締役COO 中谷 元
設立: 2018年6月
HP: https://digglue.com/