品川区に新たな教育の場「こども素材センター」がオープンします

こども素材センターが目指す未来への一歩

品川区八潮で、2025年10月20日（月）に「こども素材センター」が正式にオープンします。このプロジェクトは、株式会社えんのしたの主導により、地域内で未利用素材を教育・保育現場へと循環させることを目的としています。この取り組みは、教育が直面する課題に対して新たな解決策を提供し、同時に地域とのつながりを深める重要なモデルとなるでしょう。

循環型社会を作るための取り組み

「こども素材センター」は、企業や家庭から生まれた未利用素材を活用し、子どもたちの自由な探求心と創造性を引き出すことを狙っています。近年、教育の現場では、子どもが自ら考え、実践する「探求型学習」が重視されていますが、適切な素材の確保は難しい状況が続いています。企業や家庭に残る木材や布、自然素材などが有効に活用されることで、教育に新たな風を吹き込むことが期待されています。

開放的な教育環境を提供

7月14日（土）には、地域住民や子どもたちを巻き込んだ「箱庭テーブルワークショップ」を開催予定で、未利用素材を使った様々な体験を提供します。このような活動を通じて、地域住民同士のつながりや交流も促進されることを目指しています。

SDGsとこども素材センター

このプロジェクトは、持続可能な開発目標（SDGs）にも寄与するものであり、「責任を持って作る・使う」と「質の高い教育の提供」を同時に実現することを目指しています。地域・企業・教育機関が一体となって素材の循環を進めることで、持続可能な未来を築くための基盤が整備されます。

存在意義と背景

「こども素材センター」の設立は、教育現場における物不足の解消だけでなく、地域資源を意味ある形で活用することにもつながります。代表取締役の宮里耕太氏は、プレスリリースで「素材が子どもの創造性を触発する瞬間」を何度も目撃してきたと語ります。子どもたちの手によって、未利用素材が新しい価値を生み出す可能性が広がっているのです。