業務用手袋に関する意識調査の実施
株式会社MEMOCOが、手袋やグローブが必須である職業に携わる118名を対象に、実施した「滑り止め」に関する意識調査の結果が明らかになりました。本調査は、業務における手汗や手の滑りがどの程度気になっているか、またその改善に向けた対策はどのようなものかを探ることを目的としています。
調査概要
本調査は2024年12月19日から12月31日までの期間、インターネットを通じて行われました。男女比はバランスが取れており、回答者は男性が73名、女性が45名。特に30代・40代の回答者が多く、勤務歴についても10年以上の経験を持つ方が多く見受けられました。
手汗や滑りが気になる人は82%!
業務中にグローブや手袋の内側で感じる手汗や滑りについてのアンケートでは、なんと約82%の人が「気になる」と回答しました。また、約81%が滑りにくさや手汗の改善を希望していると言います。
このような調査結果から、業務の中で手汗や滑りのストレスを抱える従業員の多さが如実に語られています。さらに、滑り止め対策を講じたことがあると答えた人は約67%で、その実施内容に関する調査も行われました。
実施された対策の実態
調査によると、滑り止め対策としてインナーグローブを使用する人が56%を占め、制汗剤や滑り止め具を用いる人も目立ちました。具体的な対策を取っているものの、その効果には限界もあるようです。
滑り止めの満足度は?
滑り止めを使用している人の約85%が何かしらの欠点を感じており、「大変満足」と答えた人は僅か15%でした。利用者からは、インナーグローブを付けることで指先の感覚が鈍くなったり、蒸れることで不快に感じたりする意見が多数寄せられました。
まとめ
業務において手袋やグローブが必須な職業でも、手汗や滑りに関する問題は多くの人に影響を与えていることが調査結果から浮き彫りになりました。職場では重いものを運ぶことや繊細な作業が多く、人の手指の感覚は業務の効率にも直結します。今後は、業務環境に適した滑り止め製品の開発と供給が求められるでしょう。手指の感覚を損なわず、業務効率を高めるためには、より優れた滑り止めが必要だと言えます。