都心で夏休みを楽しむ!働く親を応援する学童保育の新たな取り組み
日本の都市部、特に都心で働く親にとって、夏休みは大きな悩みの種です。待機児童問題に加え、長い夏休み期間中の子どもたちの過ごし方に頭を悩ませる親は少なくありません。最近の統計によれば、待機児童数は過去最高の1万7千人を超え(厚生労働省発表)、その影響を受けた家庭は大多数にのぼります。特に公設学童で過ごす子どもたちは、ほとんどの時間を校庭や体育館で過ごしたり、室内でおもちゃ遊びをするだけの状況が見受けられます。このような中、親たちには日々の弁当作りや宿題のフォローが加わるため、さらなる負担がかかります。
このような厳しい社会状況の中、東京都中央区に位置する「こどもクリエ塾」日本橋校では、保護者が少しでも安心して働けるような取り組みを行っています。ここでは、一般の方々にも開放され、工場見学や読書感想文、自由研究といった宿題対策のワークショップ、さらには理科実験などの多様なプログラムが用意されています。それらの活動を通じて、子どもたちはただ遊ぶだけでなく、学びを深めることができます。
昼食や夕食は、食材を生協から調達し、スタッフが手作りしたものを600円で提供しているため、忙しい保護者にも嬉しいサポートです。また、こどもクリエ塾では、保護者の就労状況を問わず利用可能です。働いていない保護者が子どもとの適切な距離感を保ちながら利用できるのも、特長の一つです。
夏休みを親子で楽しむ新たな働き方改革
さらに、こどもクリエ塾の取り組みは親子の関係性にも良い影響を与えます。今、働き方改革が進められる中、特に小学校低学年の子どもたちを持つ親にとっては、子どもと一緒に遅めに出社する働き方の選択肢が増えることは大変魅力的です。長期の学校休暇には、親が子どもと一緒に出て行動することができ、遠足などのアクティビティに参加することで子どもたちの夏休みをより充実させることができます。
例えば、子どもたちは夏休みの宿題に取り組んだり、友達と遊ぶことで満足感や達成感を得ることができ、親は疲れた体を休めながらも、子どもと共に大切な時間を過ごすことができるのです。
こどもクリエ塾について
「こどもクリエ塾」は2011年に設立され、東京都内に4校、タイ・バンコクに1校を運営しています。全ての国内校は現在、キャンセル待ち状態となっているため、より多くの家庭にサービスを提供するための成長が求められています。また、代表の遠藤奈央子は、リクルートでの採用や多様性推進、IBMでの戦略コンサルタントとしての経験をもとに、約1,800人以上の子どもたちと共に学び合う日々を過ごしてきました。
このように、こどもクリエ塾では学び、遊び、そして生活の場を融合した新しい形の学童保育が実現しています。夏休みを楽しく過ごすための選択肢が広がる中、時代に即した働き方や学びの場を提供し、親子ともに意義のある時間を増やしていくことは、今後の社会にも大きな影響を与えることでしょう。
お問い合わせ先
担当: 遠藤