Sigma-SAR Cloud Platform
2020-08-31 13:00:05

最新のSARデータ解析クラウドサービス「Sigma-SAR Cloud Platform Ver. 1.1」を紹介

Sigma-SAR Cloud Platform Ver. 1.1の概要



2020年8月31日、地球観測衛星データの解析を可能にする「Sigma-SAR Cloud Platform Ver. 1.1」のサービスがリリースされました。このプラットフォームは、主に合成開口レーダー(SAR)を用いたデータの解析に特化しており、昼夜を問わず地表の変化を捉えることができます。今回のバージョンアップでは、サポート衛星が拡充され、更なる機能追加が行われました。

SSCPの機能と特長



Sigma-SAR Cloud Platformはサブスクリプションモデルを採用しており、解析したい衛星データのアップロードや解析パラメータの設定、結果の閲覧を全てウェブブラウザ上で行うことができます。利用者のニーズに応じて、解析実行回数やストレージ容量に基づいたさまざまなプランを用意しているため、手軽に高機能な解析が行えます。

さらに、専門的な知識がなくても簡単に操作できるインターフェイスを持っているのが大きな強みです。事前にデータをアップロードしておくことで、スマートフォンやタブレットからでも解析を依頼し、結果を確認することが可能です。

なぜSARデータの解析が重要なのか?



SARデータは、天候や時間に影響されずに地表の情報を取得できるため、災害予測やインフラ監視、農作物の管理など、幅広い分野での応用が期待されています。実際に、地震や土砂災害のモニタリング、都市の変化を把握するためのツールとしても利用されています。

これまで、SARデータの解析は高額なソフトウェアや専門的な知識が必要でした。しかし、Sigma-SARでは、その障壁を取り除き、ユーザーが簡単にデータ解析を行える環境を整えました。これにより、データの取得から解析、成果の使用まで一気通貫して行えるようになりました。

Sigma-SAR Cloud Platformの強み



1. 直感的な操作性: プリセットを用いたシンプルな設定で解析を開始できます。
2. 高度なデータ処理: 世界中の主要なSAR衛星に対応し、高精度な画像処理が可能です。具体的には、JERS-1、ALOS、ALOS-2、Sentinel-1など多様な衛星からのデータ解析に対応しています。
3. 多様な解析手法: 振幅画像生成、干渉解析、時系列解析と、目的に応じた3つの解析手法を用いて、ユーザーのニーズに応えます。

解析事例



日本初の商用小型SAR衛星である「ASNARO-2」のデータ解析も新たにサポート。この衛星を利用した解析事例として、横浜港周辺の振幅画像や大阪府北部における地震前後の干渉画像の解析が示されています。これらの例は、実際にどういった情報を得られるかを具体的に示しており、特に地震の影響を可視化する能力は高く評価されています。

リリース記念オンラインイベント



サービスリリースを記念したオンラインイベントが2020年9月9日に開催される予定です。イベントではSigma-SARの代表である北沢氏と、共同創業者であり東京電機大学教授の島田氏が講演を行います。さらに、サービスのデモンストレーションや質疑応答も予定されているため、興味のある方はぜひ参加してみてください。

まとめ



地球観測衛星データを解析する「SSCP:Sigma-SAR Cloud Platform Ver. 1.1」は、SARデータの新しい活用方法を提供するサービスです。これにより、従来のデータ解析の複雑さを軽減し、高度な情報収集を実現します。

詳しい情報やサービスの利用申し込みについては、公式サイト(https://sigma-sar.com/)をご覧ください。

会社情報

会社名
合同会社Sigma-SAR研究所
住所
茨城県つくば市千現2-1-6つくば研究支援センター B-5
電話番号
050-5539-0393

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