次世代の購買体験
2022-09-16 11:00:03
Retail AIと東芝テック、次世代の購買体験を生み出す共同プロジェクト始動
Retail AIと東芝テックによる共同プロジェクトの意義
株式会社Retail AIが、東芝テックとの共同プロジェクトを開始しました。このプロジェクトでは、「新時代のお買い物体験を生み出し、流通の仕組みを革新する」というコンセプトのもと、最先端の技術が小売業界にどのような影響を及ぼすかに焦点を当てています。
Retail AIのこれまでの取り組み
Retail AIは、流通業界での長年の経験と最新のIT技術を融合させ、流通のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。特に代表的なソリューションとしては、決済機能を搭載した「スマートショッピングカート(SSC)」があります。このカートは、世界中で多くのユーザーに愛用されており、レジ待ちのストレスを解消することで、購買体験を劇的に向上させています。
東芝テックの役割
一方、東芝テックのグローバルリテールプラットフォーム「ELERA」は、流通業界のDXを加速させるための強力なツールです。このプラットフォームは、フィジカルとデジタルの境界を取り除くことにピボットしており、小売企業がリアルタイムで魅力的な購買体験を提供できるようサポートしています。
共同プロジェクトの内容
新たな共同プロジェクトでは、Retail AIのSSCを東芝テックのELERA上で稼働させ、新たな顧客体験を創出するためのソリューションを提供します。このために、数社の小売業者とともに実証実験を行い、2024年春を目指して本格的なサービス展開を進める予定です。
このコラボレーションは、小売業界が直面している労働力不足や消費者ニーズの多様化といった問題の解決にも寄与することが期待されています。「オペレーションドリブン」の視点から、現場に即した目に見えるソリューションを提供し、業界全体の革新につなげていく考えです。
スマートショッピングカート(SSC)について
この「スマートショッピングカート」は、買い物を効率化し、顧客に新たな体験を提供することを目的としています。特に、高齢者や小柄な利用者にも配慮した設計が評価されています。2022年8月時点で日本国内には9,115台以上が導入され、月間180万人が利用する人気商品となっています。自動検知アラーム装置やAIを活用したレコメンド機能を備えることで、購買体験の向上や、店舗の業務効率の改善にも寄与しています。
ELERAの特長
「ELERA」は、マイクロサービスベースでAPI連携が可能なため、小売業者が必要なサービスを迅速に導入できる点が強みです。この柔軟性により、実店舗とデジタルコマースの機能を統合し、未来の購買体験の提供に貢献しています。
今後の展望
Retail AIと東芝テックの共同プロジェクトは、単なる技術革新にとどまらず、小売業者と消費者の新たな関係構築に寄与することを目指しています。両社の技術を結集し、流通業界の未来を描く新たな一歩となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Retail AI
- 住所
- 東京都港区浜松町1-30-5 浜松町スクエア 9F
- 電話番号
-
03-6435-6605