M&Aインキュベーションが資金調達
2025-08-22 10:58:56

ジャパンM&Aインキュベーションが3億円の資金調達を完了し新たな展望へ

株式会社ジャパンM&Aインキュベーション、3億円の資金調達を実施



2025年6月、株式会社ジャパンM&Aインキュベーションがグローバル・ブレイン株式会社を引受先として、第三者割当増資により3億円の資金調達を行いました。この資金調達は、同社が目指すアドバイザリー業務の新しい形を確立するためのステップと位置付けられています。

資金調達の背景



最近、M&Aや資本政策に関する業務は、高度な専門性が求められるため、限られたプロフェッショナルに依存しているという現状がありました。しかし、生成AIの進展により、業務の効率化や精度向上が可能となってきました。この技術革新は、クライアントに対する意思決定支援や信頼構築にも、新たな視点を提供することになります。

今後のアドバイザリー業務には、テクノロジーを基盤としたサービスの高品質化が求められるため、同社はその方向性を明確にしています。

事業の成長と進化



ジャパンM&Aインキュベーションは、創業以来、数千億円規模の上場企業や多様なファンドをクライアントとして活用し、成長戦略の策定や実行支援を行ってきました。特に、創業初年度から数多くのプロジェクトをこなし、プロフェッショナルとしてのスキルを高めてきたことが強みです。今回の資金調達により、彼らは生成AIと人の知恵を融合した、よりアクセスしやすいサービスを提供しようとしています。

2つの戦略的な柱



資金調達を経て、ジャパンM&Aインキュベーションは以下の2つの戦略を掲げています。まず第一に、専門知識を生成AIを利用して集約・構築し、経営支援インフラとして広く開放すること。第二に、スタートアップへのM&A支援を強化し、成長を促進する仕組みを提供していくことです。

1. ### 生成AIプラットフォームの構築
- M&Aや事業戦略に必要な専門知識を生成AIで体系化し、社内外で利用可能な知識として整備します。これにより、従来の属人的な支援を変革し、誰でも使える支援モデルを実現します。

2. ### スタートアップM&A支援の強化
- スタートアップ企業におけるM&Aは、今後数年内に重要な経済成長の源泉として期待されています。調達した資本金を利用して、スタートアップ向けの支援体制をさらに強化し、サービス内容の拡充を図ります。

CEOのビジョン



代表取締役の由良匠氏は、「専門性が求められるアドバイザリー業務において、最高峰の経営支援インフラを実現すること」をビジョンとしています。今回の資金調達を契機に、AI技術と人の知恵の融合によって新しいプロフェッショナルサービスのモデルを社会に提供することに意欲を示しています。

市場背景と展望



グローバル・ブレインのコメントによれば、日本のM&A市場は過去最高の水準を維持しており、特に中小・中堅企業のM&Aにおける変化が注目されています。ジャパンM&Aインキュベーションはこの流れを捉え、業界の中央で活躍する企業としての役割を果たしていく所存です。

この資金調達を通じて、同社は「企業の非連続的な成長」を支援する存在となり、知見の産業装置化を促進することで、クライアントに新たな価値を提供することを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社ジャパンM&Aインキュベーション
住所
東京都港区虎ノ門2-2-1住友不動産虎ノ門タワー19階
電話番号
03-4500-2806

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