株式会社ジャクエツが手掛けた社会福祉法人学が丘福祉会が運営する学が丘保育園が、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会主催の第18回キッズデザイン賞を受賞しました。この受賞は「保育園を核とした地域コミュニティ活動」によるものです。地域住民との交流を大切にし、地域の課題解決を目指す姿勢が評価されました。
学が丘保育園は、以前は公立幼稚園を利用していましたが、地域住民とのより深いつながりを求め、新たな拠点として分園を移転・新築。これにより、地域の方々に対しても恩返しができる保育環境を整えました。「地域に役立つ保育園でありたい」という理念のもと、保育園は地域交流や子育て支援のためのイベントを積極的に企画し、地域との共生を図っています。
移転した園舎は、市営住宅の住民との交流を促進するための工夫が施されています。特に高齢者の孤立問題や、新しく地域に転入された子育て世代との相互作用を意識したプログラムを設計。イベントは通常の保育日にも行われるので、子どもたちや職員との交流も実現し、参加者からは好評を得ています。
学が丘保育園は、1979年に設立され、長い歴史の中で地域に密着した保育を行ってきました。具体的には、2010年に元神戸市立多聞ひまわり幼稚園内に分園を開設し、2023年には新しく移転しました。幼少期からの教育と保育を一体化した「幼保連携型認定こども園」という形態も取っており、0歳から5歳児までが健やかに成長できる環境を整えています。
キッズデザイン賞は、子どもたちの安全や成長、産み育てやすい社会を目指す優れた取り組みを評価する賞です。この活動は、保育園だけでなく、地域社会全体が子どもたちを見守る意識の高まりを促進します。キッズデザイン協議会は、次世代を担う子どもたちのためにさまざまな取り組みを行っており、学が丘保育園もその一環でコミュニティ活動に貢献しています。
また、株式会社ジャクエツは、1916年に創業し、「未来は、あそびの中に。」というスローガンを持つ企業です。幼児向けの教材や遊具を製造・販売し、保育施設の設計施工を手掛けるなど、子どもたちの成長を支援するための価値創造を続けています。地域のニーズに耳を傾け、多くの人々に笑顔を届ける保育園の活動は、今後も広がっていくことでしょう。