フィリピン地震被災地への寄付活動と国際協力の歩み
スパイスファクトリー株式会社は、2025年にフィリピンで発生した地震や大型台風の災害を受け、現地の復興支援を目的にセブ大学に寄付を行いました。この寄付は、フィリピンの子どもたちを支援する独自の奨学金制度「Spice Factory EDGE Scholarship」に基づいています。
震災への思い
2025年9月の地震、およびその前後に襲った大型台風によって多くの方々が犠牲となり、さらに多くの人々が生活の困難に直面しています。スパイスファクトリーは、そんな時期に苦しむ人々に対し、心からの哀悼の意を表し、支援の手を差し伸べることを選びました。
当社は、現地法人を設立した2023年から、貧困家庭の子どもたちへの直接支援を行っており、2025年にはすでに5名の奨学生を支援しています。寄付金はおよそ120,000ペソ(約31万円)に達し、主に飲料水や生活必需品の調達に使用されています。
現地の絆を大切に
スパイスファクトリーの取り組みの中核となるのが、この奨学金制度です。この制度を通じて、学生たちは学業を続けながら、生活基盤の確立を目指しています。奨学生が通うセブ大学では、学生たちが実際に支援を受ける様子が見られ、地域コミュニティの復興に向けた大きな支えとなっています。
社員参加型募金の実施
地震の影響はフィリピンの現地法人の社員にも及び、住宅の損壊や停電、断水などが発生しました。このたび、日本国内の社員からの提案で、募金活動が実施されました。この取り組みは、現地の仲間に対する思いやりから始まり、安全で公平に寄付を届けることを目的としています。来月には、寄付金がフィリピンで働く社員やその家族に確実に分配される予定です。
教育の重要性
フィリピンは自然災害が頻発する地域であり、2025年の「世界リスク指数」でも改めてそのリスクが指摘されています。特に子どもたちの教育への影響が深刻であり、気候変動の影響によって授業が中断されるケースが増加しています。教育インフラの強化が求められる中、スパイスファクトリーの奨学金制度は、そんな厳しい状況を克服する一助となっています。
共に歩む企業へ
今後、私たちの取り組みをさらに強化し、より多くの子どもたちを支援していくためには、同じ目指す目的を持つ企業とのパートナーシップが不可欠です。この運動に関心を持つ企業は、ぜひともご連絡いただきたいと思います。
スパイスファクトリーは、これからもフィリピンの次世代を支え、持続可能な社会の実現に向けて努力を続けていきます。