ファミリーレストラン利用の実態調査 2024年版
マイボイスコム株式会社が2024年11月に実施したファミリーレストランに関する調査が発表されました。この調査は、ファミリーレストランの利用状況や選択時の基準について、全国の消費者を対象に行われたものです。今回の調査結果では、ファミリーレストラン利用者が増えていることが明らかになりました。
1. 利用頻度と増加傾向
調査によると、過去1年間にファミリーレストランを利用した人は約55%に達しました。この数値は2021年に比べて増加しており、月に1回以上利用する人も約25%に上ります。特に10代から30代の世代で利用率が高いことが特徴です。
2. おいしいと感じるファミリーレストラン
直近1年間に利用したファミリーレストランの中で、最もおいしいと思う店についても調査がありました。「ガスト」が51.1%で最も多くの支持を受けており、次いで「サイゼリヤ」が44.5%となっています。また、地域ごとに異なる人気店もあり、例えば、北海道では「びっくりドンキー」が上位にランクインしています。
3. 選択基準の重要ポイント
ファミリーレストランを選ぶ際の基準についても訊ねた結果、「価格」や「料理の味」が重要視されており、それぞれ69.8%と66.3%の支持を受けています。また、「ドリンクバーの充実度」は、頻繁に利用する人ほど重視する傾向が見られます。
4. ファミリーレストランを選ぶ理由
ファミリーレストランに訪れる動機については、特に「食べたいメニューがある」という回答が47.1%と高い割合を占めています。その他に、「その日の気分」や「安くておいしい店に行きたい」といった意見も挙げられており、ファミレスの魅力が多様であることを示しています。
5. テイクアウトとデリバリーの現状
昨今のライフスタイルの変化を反映し、ファミリーレストランのテイクアウトおよびデリバリーの利用状況にも注目が集まっています。テイクアウトの利用率は約7.1%で、特に10代と20代でその数字は約15%に達しています。デリバリーサービスも5.3%が利用しており、若年層の支持が際立っています。
まとめ
この調査結果は、ファミリーレストラン利用者の嗜好や利用実態を反映した貴重なデータとなりました。ファミリーレストランは、価格や料理の質、さらにファミリー向けの多彩なメニューが支える人気店として、今後も利用が期待されます。ファミリーレストランの多様な魅力を感じつつ、身近な食の選択肢として活用していきたいですね。