パラリンピアンと触れ合い、共生社会を考える貴重な機会
2024年6月23日、長瀬産業株式会社主催の「第3回NAGASEカップ陸上競技大会」の特別企画として、「パラリンピアン直伝!目の見えない世界でブラインドランを体験してみよう」が開催されました。このイベントには、小中学生10名が参加し、長瀬産業所属のブラインドランナー・和田伸也選手と伴走者の長谷部匠選手との交流や、ブラインド体験などを通して、目の見えない世界を肌で感じました。
イベントでは、和田選手と長谷部選手から、ブラインドランの技術や、視覚障碍者の方々が日常生活で直面する課題について話を聞く機会がありました。参加者は、和田選手の経験談や、視覚障碍者の方々がどのように生活しているのか、普段なかなか触れることのない世界について深く知ることができました。
さらに、参加者は保護者とペアになって、ブラインド体験に挑戦しました。実際に目隠しをして歩くことで、視覚情報に頼れない状況下での歩行の難しさや、周囲の音や風を感じ取る大切さを実感しました。
子どもたちの感想
イベント後、参加した子どもたちは、それぞれが学んだことや感じたことをフリップにまとめ、発表しました。
「障害物をよけるのが怖かったです。和田さんもいつもこういうふうに暮らしていると思うと、怖そうだと思いました。」
「危険はないと分かっていても、何があるか全く想像できないのは不安で、自然と歩幅がすごく狭くなっていました。」
「段差とかをどうやって言えばいいのか、伝えるのが難しかったです。」
これらの感想からも分かるように、参加者は目の見えない世界への理解を深めるとともに、視覚障碍者の方々が日常生活を送る上での困難さや、コミュニケーションの重要性について深く考える機会となりました。
親にとっても貴重な経験
保護者の方々も、子どもたちと一緒に貴重な経験を共有しました。
「パラアスリートと直接話をしたり、一緒に走ったりと、メダリストの距離が近い点が良かったです。子どもにはもちろん親にとっても良い経験となりました。」
このように、本イベントは参加者全員にとって、パラリンピアンとの交流を通して共生社会について考える、貴重な機会となりました。
第3回NAGASEカップ陸上競技大会について
第3回NAGASEカップ陸上競技大会は、2024年10月12日、13日に国立競技場で開催されます。年齢、国籍、障がいの有無など、様々な境界を越えてアスリートがレースに挑む、インクルーシブな大会です。本大会を通じて、アスリートの“次”への挑戦を後押しするとともに、多様性を認め合うインクルーシブな社会の実現を目指しています。
イベント概要
日時: 2024年6月23日(日)10時30分~12時30分
場所: 晴海ふ頭公園内「O.GARDEN」(東京都中央区晴海5-8)
参加者: 小・中学生10名、保護者8名 合計18名
長瀬産業株式会社について
長瀬産業株式会社は、総合商社として、様々な分野において事業を展開しています。近年では、スポーツ分野への貢献にも力を入れており、インクルーシブな社会の実現に向けた活動を積極的に行っています。
関連リンク
NAGASEカップ公式ウェブサイト: https://www.nagase.co.jp/nagasecup/
NAGASEカップ公式Instagram: https://www.instagram.com/nagasecup_since2022/
長瀬産業株式会社ウェブサイト: https://www.nagase.co.jp/
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