梅田エリアでのMICE支援アプリの開発
阪急阪神不動産株式会社が、筑波大学発のベンチャー企業である株式会社Palamesと連携し、MICE(Meeting, Incentive travel, Convention, Exhibition/Event)参加者のための新たなアプリ「dokoiko」を開発しました。このアプリは、梅田エリアでのMICEイベントを支援するために設計されており、参加者同士の交流を促進する多彩な機能を持っています。
1. MICE開催の背景
MICEとは、ビジネスイベント全般を指し、特に都市全体を舞台とした「エリアMICE」が注目されています。阪急阪神不動産は、地域の魅力を最大限に引き出すことで、参加者に深い体験と広範な経済効果をもたらすことを目指しています。今回のアプリは、9月に開催される国際フォーラムプログラム「地域再生甲子園2025」において実証実験が行われ、その効果や利便性が検証されます。
2. アプリ「dokoiko」の主な機能
2.1 参加登録と管理
アプリでは、参加者の登録やチケット購入が簡単に行えます。アプリ内ですべての手続きを完結できるため、ユーザーにとって非常に便利です。さらに、地域再生甲子園の参加者向けにクーポンも提供され、イベント主催者の満足度向上にも寄与します。
2.2 参加者同士の交流を促進
プロフィール情報を公開した参加者同士は、アプリを通じて他の参加者の情報を閲覧でき、チャット機能を利用えることでビジネス交流が活発に行えます。これにより、イベント参加者がより積極的に交流できる環境が整います。
2.3 エリアマップの充実
「梅田エリアMICE」モードがオンになることで、アプリ内で梅田エリアに関連するMICE情報が優先的に表示されます。これにより、来街者が簡単に関連情報を得ることができます。
2.4 開発の柔軟性と操作性
アプリの設計は直感的で使いやすくなっており、ユーザーのニーズに応じて機能の拡張も可能です。この柔軟な開発体制により、アプリは参加者のさまざまな要望に応えることができます。
3. 今後の展望
実証実験を通じて得たフィードバックをもとに、アプリの機能をさらに強化し、将来的には独立したアプリとしても展開する可能性があります。
大阪・梅田エリアがMICE開催都市として選ばれることを期待し、地域経済の活性化にも貢献できることを目指しています。これにより、参加者、主催者、開催都市の3者の満足度向上を図ります。
参考リンク