SmartHRが新機能「ブラウザ自動操作」を提供開始
株式会社SmartHRが、新たにクラウド人事労務ソフト「SmartHR」の「ID管理」機能に追加した"ブラウザ自動操作"機能を発表しました。この新機能は、AIを活用し、APIに非対応のWebサービスからアカウント情報を自動で取得し、管理することを可能にします。5月11日から正式に提供が開始され、企業におけるアカウント管理の効率化が期待されています。
開発の背景
Webサービスの利用が増加し、企業の情報システム部門は、従業員の入社や異動、退職に際してアカウント管理の負荷が高まっています。特にAPIがないサービスでは、手作業でのCSVデータ処理が必要で、多くの時間や労力がかかってしまうことが課題でした。これに伴い、従業員データの正確性や残存アカウントの管理が困難になっていました。SmartHRの「ID管理」機能は、こうした課題を解決するために、最新の従業員データを用いた一元的なアカウント管理の実現を目指しています。
新たに追加された「ブラウザ自動操作」機能では、ユーザーがブラウザ上でアカウント情報を自動的に取得できるようになり、従来の手作業による負担を大幅に軽減します。これにより、退職者アカウントの管理や、把握できていなかったアカウントの放置も防ぎ、組織全体のセキュリティリスクを低減することが可能になります。
「ブラウザ自動操作」機能の特徴
1.
API非対応サービスからのアカウント情報取得
対象となるのは、ブラウザでアカウント一覧を表示できるSaaSや、自社開発システムを含むすべてのWebサービスです。これらからの情報を自動的に取得し、「SmartHR」の「ID管理」へ反映させることができます。
2.
AIによる初期設定自動化
従来のRPAでは手間のかかる初期設定が必要でしたが、この新機能ではAIが画面の構造を解析し、必要な項目を自動で提案します。管理者は特別な知識なしに設定が行えるため、作業もスムーズになります。
3.
自動照合機能
取得した情報は、SmartHR上の従業員データベースと自動で照合されるため、アカウントの管理もより効率的になります。必要な作業は明確に可視化されるため、抜け漏れも防げるようになります。
先行導入事例
名古屋を拠点とする株式会社かぶらやグループでは、これまでAPI非対応のサービスに対して手作業で情報を処理してきましたが、SmartHRの新機能を活用することで、作業時間が劇的に短縮され、作業効率が最大で90%向上しました。これにより退職者アカウントの削除漏れも防ぎ、運用体制が強化されています。
今後の展望
SmartHRは、「ID管理」機能をさらに強化し、従業員のSaaS利用状況を幅広く可視化していく方針です。この新機能によって、アカウント管理の属人的な運用を脱却し、セキュリティリスクを最小限に抑えることが期待されます。今後は、API非対応サービスに対応したアカウントの作成や削除の自動化も視野に入れた機能拡張を進めていく計画です。
さらに、SmartHRは適切な情報システムを通じたデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に取り組んでいます。グループ企業の専門的なITコンサルティングと連携し、総合的なサポート体制を築くことで、企業の業務効率と競争力を一層高めていく予定です。これにより、より多くの企業が効率的で安全な人事管理を実現できるようになるでしょう。
株式会社SmartHRについては、公式ウェブサイト
SmartHR で詳細を確認できます。彼らのクラウド人事労務ソフトは、企業の生産性向上を担うツールとして、多くの企業に支持されています。