東京都、VRライブ配信システムを開始
東京都が支援する新しいビジネスチャンスとして、低価格で利用可能なVRライブ配信システム「VRライブ配信はじめました」が6月26日に提供を開始しました。このシステムは、主に事業者向けに設計されており、特に音楽やエンターテイメント分野での活用が期待されています。
セット内容とコスト
このシステムの利用には、750,000円というセット価格が設定されています。助成金が採択された場合、実際の負担額は250,000円となり、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となります。さらに、消費税が75,000円別途必要ですが、全体の10%にあたるこの金額は消費税控除の対象です。セット内容にはノートPCやキャプチャデバイス、ビデオカメラ、簡易照明、マイク、スピーカーなどが含まれており、運用マニュアルも付属します。利用者はセットが届いた後、自ら指示に従いセッティングを行います。このシステムを使うためには、光ファイバーによる有線接続が必須です。
VRライブ配信プランの魅力
「VRライブ配信プラン」では、客席最前列に設置されたビデオカメラからの3D映像が配信されます。視聴者はVRゴーグルを使うことで、従来のライブ配信とは異なる迫力ある体験が可能になります。この没入感は、まるで現地にいるかのような感覚を提供し、アーティストとの距離を感じさせません。また、収録用のマイクはありませんが、PA音源をPCに入力すれば利用可能です。
1vs1の低遅延コミュニケーション
さらに特筆すべきは「VR1vs1プラン」です。このプランでは、配信者と視聴者が1対1のコミュニケーションを3Dで楽しむことができます。アイドル握手会やメイドカフェの接客など、リアルなシチュエーションをVRで体験できるのが大きな特徴です。音声通信が中心のため、1対1の形式が推奨されていますが、数人での会話も状況に応じて可能です。
よくある質問
利用者から寄せられる質問に対する回答も用意されています。月額料金は不要で、購入後は永久に利用できる点が魅力です。ただし、動画配信サービスやチケット販売会社で発生する手数料や月額料金は別途必要です。また、配信時の遅延については、光回線を利用した場合でも0.5秒から1秒程度に収まり、リアルタイムのコミュニケーションが可能です。視聴者の人数制限はなく、視聴者側で参加人数の上限を設定することもできます。
公式情報と問い合わせ先
この新しいVRライブ配信システムについての詳細は、
公式サイトをご覧ください。興味のある方は、ソレナー株式会社の中野一郎さん(
[email protected])に直接お問い合わせをどうぞ。新しい配信体験を手に入れるチャンスをお見逃しなく!
このシステムが導入されることで、東京都内のイベントに新たな風が吹くことが期待されています。事業者の皆様、ぜひこの機会を活用して、VRライブ配信の可能性を広げてみてはいかがでしょうか?