AIで生産性向上
2026-09-01 13:14:01

AI技術による生産性向上の実現。PLAYLOT-HUBの開発成果とは?

生産性向上の実績:PLAYLOT-HUBの開発におけるAI活用



株式会社コンサルリンク(大阪市北区)が現在開発中の自社サービス「PLAYLOT-HUB」では、AIコーディングエージェント「Claude Code」を駆使し、開発工程の大部分を効率化することに成功した。このプロジェクトでは、実装から単体テストまでの工程で、従来型開発手法と比較し、約4.2倍から9.5倍の生産性向上を実現したと試算されている。この成果は、AIを開発にどのように組み込むことができるかについて、具体的なデータに基づいた有意義な示唆を与えている。

AIを活用したシステム開発の現状


近年、AIや生成AIの技術が進歩を遂げ、システム開発におけるAI活用が広がっている。「AIを活用すれば開発が速くなる」といった言葉が溢れる中、実際にどれほど効果があるのかを定量的に評価する機会は少ない。しかし、コンサルリンクは自社の開発データに基づき、AIを活用した場合の生産性を具体的に検証した。

PLAYLOT-HUBとは


「PLAYLOT-HUB」は、Microsoft Entra IDやMicrosoft 365に対応した企業向けの社内ポータルSaaS。社内での活用を目的としてスタートし、現在は外部企業への提供も視野に入れて開発が進められている。このサービスは、社員検索や組織図といった基本機能に加え、テナント管理や権限管理、監査ログなど、企業に必須の機能を備えている。

一名での短期間開発


開発は1名の開発担当者が行い、2026年7月30日の初回コミットから約1か月の間に、73画面、28機能が実装された。具体的には、86回のコミットを通じて、約58,300行のソースコードが書かれ、28ファイルの単体テストも実施された。これは、単なる画面作成にとどまらず、認証や権限管理、マルチテナント対応など、複合的なwebシステムの構築を示している。

AIの役割と人間の判断


重要なのは、AIを単なるコード生成ツールとしてではなく、開発プロセス全体を支援する存在として利用している点だ。開発者は、実現したい機能をAIに伝えることにより、AIは既存のコードや仕様を参照して、必要な変更や整合性を判断しながら、実装を進めている。例えば、Knowledge-HUBの開発では、DB設計から画面構築、テストの整備に至るまでを迅速に行っている。

従来開発手法との比較


従来の手法を用いた場合、同等のシステムの構築には101人日から228人日かかると当社は試算している。これに対して、今回の開発は24稼働日で完了したため、約4.2倍から9.5倍の生産性向上を達成したことが明らかとなった。この実績は、AIを効果的に活用すれば、工数を大幅に削減できる可能性を示唆している。

品質管理への取り組み


開発速度を追求するあまり、品質が犠牲になることは避けなければならない。そこで、コンサルリンクはAIに実装を任せるだけでなく、徹底した品質維持の仕組みを構築している。28ファイルの単体テストを実施し、常に品質基準をクリアした状態を維持するための仕組みを整えている。

エンジニアの仕事の変化


今回の開発から浮かび上がるのは、単純にプログラミングの速度が向上しただけではない。AIの導入により、エンジニアはより戦略的な思考に時間を割くことができ、要件定義や設計、顧客との対話といった上流工程へと注力できるようになった。このように、AIはエンジニアの仕事を補完し、よりクリエイティブな領域へとシフトさせる可能性を示している。

AI活用の今後


今後、AIを利用したシステム開発がますます普及する中で、重要なのは「AIを使っている」という表面的な継続ではなく、実際の開発プロセスにどれほどの変化をもたらすのかを追求することである。今回のRESULTは、「PLAYLOT-HUB」開発を通じて得た具体的な数値として、AIがもたらす実質的な効果を示すものとなった。実際の開発が進む中で、人間とAIがどのように融合していくかが今後の注目点となるだろう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
株式会社コンサルリンク
住所
大阪府大阪市北区中崎西2-4-122-4-12 梅田センタービル 14F
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。