渋谷区の不登校支援をテーマにしたラジオ放送
渋谷区のラジオ番組「渋谷のラジオ」において、不登校や高校中退の子どもたちを支援する活動が特集されました。今回の放送では、認定NPO法人高卒支援会の理事長である竹村聡志さんとスタッフの岡安ひよりさんがゲストとして登場し、さまざまな活動内容や今後のイベントについて語りました。ラジオ放送は2025年7月7日の15:00から行われ、リスナーは以下のリンクからアクセスできます。
渋谷のラジオ放送
初台地区のふれあいまつりとは?
この日は本町・初台ブロックにスポットを当て、「お店に行こう!」というテーマで、地域のイベントである「初台地区ふれあいまつり」についても触れられました。この祭りは今年で26回目を迎え、様々なアクティビティが計画されています。
特に注目されたのは、高卒支援会が運営するお化け屋敷の企画です。竹村さんはこのイベントの製作や運営に関するさまざまな面を詳しく説明し、来場者を楽しませるための工夫や準備について話しました。また、日常的な活動や参加する生徒たちの様子についても、岡安さんが言及し、どのように彼らが成長しているのかを紹介しました。
高卒支援会の活動内容
高卒支援会は、不登校やひきこもりといった課題を抱える若者を支援するため、多岐にわたるプログラムを提供しています。主要な活動としては、フリースクールや通信制高校のサポートがあげられます。このフリースクールは、平日の日中に安心して学ぶことができる居場所を提供し、必要な学びを支援します。特に通信制高校と提携し、単位取得や編入試験の対策を行うことで、生徒たちの学びの選択肢を広げています。
また、家庭にいることが多い子どもたちに対しては、見守りを兼ねた訪問支援を行っています。スタッフとインターンが家庭に出向いて、声をかけ、彼らの気持ちをサポートします。さらに、卒業後の社会自立を目指すプログラムも数多く用意されていて、美容やプログラミング、eスポーツなどのスキルを学べる機会もあります。これにより、若者たちは自信を持って社会に参加することができるようになることを目指しています。
認定NPO法人の意義
最近、高卒支援会は全国で2.5%しか認められない厳しい基準をクリアし、認定NPO法人としての地位を得ました。このことで、寄付者への税制上の優遇が受けられるようになり、持続可能な活動を行うための基盤が強化されました。この認定を得ることは、より多くの支援を受けることにつながり、活動の質を向上させる重要な要素です。
今後の展望
今後高卒支援会は、地域と連携しながらさらに多くのイベントを企画していく予定です。7月13日には、第26回初台地区ふれあいまつりが実施され、参加者が楽しめるプログラムが用意されています。このような地域密着型のイベントを通じて、住民とのつながりを強め、支援が必要な子どもたちに対しても手を差し伸べることが期待されます。市民の皆さんもこの活動にぜひ参加して、自分たちのコミュニティが抱える課題を知り、共に支えていく考えを深めてもらいたいと思います。
何よりも大切なのは、子どもたちが安心して成長できる環境作りです。これからの活動にどうかご期待ください。