キリンの「プラズマ乳酸菌」シリーズの販売動向
キリンホールディングス株式会社の「プラズマ乳酸菌」シリーズが、2024年1月から6月の間に前年比114%という素晴らしい販売金額を記録しました。この販売好調の背景には、国民の健康意識の高まりや、啓発活動が貢献しています。
売上好調の要因
1.
健康意識の高まり
CCCMKホールディングスの「2024年健康意識調査」では、調査対象者の約7割が自らの健康に気を使っていると回答し、健康維持のために利用しているものとして「サプリメント・健康食品」を選んだのが31.7%という結果が出ました。これは、キリンのプラズマ乳酸菌商品に対する需要の増加を示唆しています。
2.
季節の変わり目における体調管理
キリンビバレッジが実施した春の体調管理に関する調査では、9割が寒暖差を感じ、約7割の人が体調管理の難しさを訴えました。これを受け、キリンビバレッジは「免疫ケア」をテーマにした啓発イベントを展開し、消費者の関心を集めました。
3.
免疫ケア機能の認知度向上
プラズマ乳酸菌の“免疫ケア”機能についての認知度も前年同期比で約1割増加し、これにより商品の売上に寄与しました。
プラズマ乳酸菌とは
「プラズマ乳酸菌」は、健康な人々の免疫機能をサポートする乳酸菌で、世界初の技術でpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけることが論文で示されています。キリングループは、この乳酸菌の研究を進めており、多くの成果を世界中の学会や論文で発表しています。
カテゴリー別販売動向
飲料
プラズマ乳酸菌を含む飲料の販売数量は前年比で約1割増加し、「キリン おいしい免疫ケア」と「カロリーオフ」などが特に好調でした。
ヨーグルト
新発売の「小岩井 免疫ケアヨーグルト」は特に好評で、400gサイズの需要が増加しています。
サプリメント
サプリメントの販売も前年比で約2割の増加を見せており、特に「キリン iMUSE」シリーズが注目されています。
機能性食品
今年春には新しい機能性表示食品も登場し、健康志向の消費者へのアプローチを強化しています。
キリングループの未来
キリンは「キリングループ・ビジョン2027」を掲げ、食から医療までの領域での価値創造を目指しています。「プラズマ乳酸菌」を用いた商品を通じて、より多くの人々の健康を支え、免疫ケアを通じて明るい未来を築くことが求められています。キリングループは、今後も「プラズマ乳酸菌」を利用した製品ラインナップを拡充し、ヘルスサイエンス事業の成長を目指しています。