スクロール360、大阪コールドセンター開設の背景
株式会社スクロール360は、食品EC市場の急成長を受け、関西エリアに新たな冷凍冷蔵倉庫、「大阪コールドセンター」を設立しました。コロナ禍以降、食品のEコマース市場は急速に拡大し、その後も一定の成長を見せています。この流れを受けて、多くのEC事業者が冷凍冷蔵食品の物流に課題を抱える中、当社への支援要望が高まっていました。
もともと当社は、北海道の「石狩センター」、静岡県の「東海コールドセンター」、そして2024年6月には「東京・千葉コールドセンター」といった、数々の拠点を運営しています。今回の「大阪コールドセンター」開設により、全国的に行われる食品EC物流のサポート力が一層強化されます。
大阪コールドセンターの特長
「大阪コールドセンター」では、基本的な倉庫業務を超えた多様なサービスを提供します。ここでは、ギフト対応や出荷期限管理など、食品の取り扱いにおいて非常に重要な工程を管理し、業務の効率化を図ります。
具体的には、以下のような機能を提供しています:
1.
ギフト対応
- アソート加工、ラッピング、熨斗掛けなど、多彩なギフトニーズに対応。
2.
波動対応
- 季節ごとの需要に応じた物流プランの提供。
3.
販促物同梱
- 購入履歴に基づくプロモーション戦略に対応可能。
4.
流通加工
- 複雑な加工業務も受託し、オペレーションの煩雑さを軽減。
5.
出荷期限管理
- 賞味期限に基づく商品の出荷を厳格に管理。
これ以外にも、冷凍宅配弁当やレトルト食品、スイーツといったさまざまな食品商材に対応しています。また、温度に応じた商品の配送形態変更も行えるため、EC通販における多様なニーズに応えることができます。
業務拡大と未来への展望
「大阪コールドセンター」は、約630坪の広さを誇り、冷凍および冷蔵の温度帯に対応しています。今回の拡充により、個人宅向け配送のみならず、企業向け配送にも対応する体制が整いました。月あたり9万件の出荷実績を持つこの新施設は、大規模な物流ニーズにも柔軟に応じることが可能です。
今後は、マテハンの導入やアライアンス企業との連携を強化し、食品EC業界におけるさらなるサービス向上を目指してまいります。物流を超えた総合的な支援を実現し、通販業者様のさらなる事業成長に寄与するための取り組みを進めます。
会社情報
株式会社スクロール360は、静岡県浜松市に本社を構える企業で、EC業務に必要なフルフィルメントやマーケティング支援、システム構築など、幅広いサービスを提供しています。創業80年の豊富なノウハウを活かし、EC・通販事業者をトータルでサポートする体制を整えています。
今後も「冷凍冷蔵 物流代行サービス」を通じて、業界のリーダーとしての役割を果たしていくことをお約束いたします。